興味シンシン

興味津津または深深なnekoatama’s blog

ギリガン 配慮と責任の道徳性

6.ギリガン

キャロル・ギリガン - Wikipedia

キャロル・ギリガン(Carol Gilligan, 1937- )

ギリガンの『もうひとつの声』は、男性と女性は道徳を異なった観点から捉える傾向にあるという見方をもたらした。

彼女の理論によれば、女性はコールバーグの理論でより優れているとされる道徳的観念よりも、共感や同情をより重視する傾向にあるという。

ギリガンに続く研究によると、倫理に対するアプローチとしてケア志向と正義志向のどちらになるかはジェンダー(性)の差によるものであるか、両ジェンダーが実際の生活においてどのような状況に置かれているかによって定まるものだとされる

 

小此木 モラトリアム人間(1987)

5.小此木 啓吾

小此木(1987) モラトリアム人間

ちょっと懐かしい用語ですが・・

 

心理社会的モラトリアムの状態に自分自身を置き、実社会の中に自分を位置づけることを回避する心理所状態 

 

小此木啓吾 - Wikipedia

小此木 啓吾(おこのぎ けいご、1930 - 2003)

フロイト研究や阿闍世コンプレックス研究、家族精神医学の分野では本邦の第一人者である。

著書はいずれも平易な記述であり、難解な精神分析理論を専門家のみならず広く一般に紹介した功績は大きい。

 

モラトリアム人間の時代 (中公文庫)

モラトリアム人間の時代 (中公文庫)

 

 

 

 

自己愛人間 (ちくま学芸文庫)

自己愛人間 (ちくま学芸文庫)

 

 

 

エディプスと阿闍世

エディプスと阿闍世

 

 

対象喪失―悲しむということ (中公新書 (557))

対象喪失―悲しむということ (中公新書 (557))

 

 

 

父と母と子、その愛憎の精神分析 (講談社プラスアルファ文庫)

父と母と子、その愛憎の精神分析 (講談社プラスアルファ文庫)

 

 

 

フロイトとユング (講談社学術文庫)

フロイトとユング (講談社学術文庫)

 

 

 

こころの痛み―どう耐えるか (NHKライブラリー)

こころの痛み―どう耐えるか (NHKライブラリー)

 

 

 

エロス的人間論―フロイトを超えるもの (講談社現代新書 239)

エロス的人間論―フロイトを超えるもの (講談社現代新書 239)

 

 

エリクソン エゴ・アイデンテイテイ

4.エリクソン

 

エリク・H・エリクソン - Wikipedia

エリク・ホーンブルガー・エリクソンErik Homburger Erikson1902 - 1994)は、アメリカ合衆国発達心理学者で、精神分析家
アイデンティティ」の概念、エリクソンの心理社会的発達理論を提唱し、米国で最も影響力のあった精神分析家の一人とされる

エゴアイデンティティ自我同一性)・基本的信頼(感)という概念を提唱

 

発達課題 - Wikipedia

エリクソンの発達課題からなるライフサイクルはピラミッド型でよく表される。

 

以下再掲

アイデンテイテイの概念(エリクソン Erikson(1902~1994))

生涯発達を8つの段階に区分し、特有の心理社会的危機があると述べた 青年期の心理社会的危機は アイデンテイテイ対アイデンティティ拡散

 

1)乳児期 基本的信頼 対 基本的不信 希望

2)幼児期初期 自立性 対 恥、疑惑 意思

3)遊技期 自主性 対 罪悪感 目的

4)学童期 勤勉性 対 劣等感 適格

5)青年期 同一性 対 同一性混乱 忠誠

6)前成人期 親密 対 孤立 

7)成人期 生殖性 対 停滞 世話

8)老年期 統合 対 絶望、嫌悪 英知

 

行末の言葉は その段階で獲得する人格的力

エインズワース 安全基地

3.エインズワース 

母子相互作用における特性と人格発達について

ストレンジ・シチュエーションとを呼ばれる実験室的方法を考案

愛着→

nekoatama.hatenadiary.jp

 

メアリー・エインスワース - Wikipedia

メアリー・D・エインスワース(英: Mary Dinsmore Salter Ainsworth、1913 - 1999)は、オハイオ州生まれのアメリカ合衆国のアメリカ系カナダ人の発達心理学者。

新規な状況の中での愛着理論、安全基地などの概念で知られる

アドラー 劣等感・優越追求

2.アドラー(Adler,A.) 劣等感

[一人の人間はそれ以下に分割できない個人(indevidual)である]

一つの側面で劣っていることが、その個人の全てを否定することにはならない

アルフレッド・アドラー - Wikipedia

ジークムント・フロイトおよびカール・グスタフ・ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。

 

器官劣等性がある人は、そのような自分の身体的な弱点を努力によって、補償あるいは過補償を行うという理論を発展させた。

しかしアドラーはこの理論が、器官劣等性のように客観的に劣っている身体的機能等がある場合にだけ当てはまるのではなく、主観的に「自分は劣っている」と劣等感を覚えてそれを補償する場合にも当てはまることを発見した。

そして、人は常に、理想の状態を追求していて(優越追求)、理想の状態は仮想であるから、それに到達できない自分について劣等感を覚える、

という優越コンプレックスの理論へと発達させていった。

 器官劣等性・劣等感・優越追求

 

 そういえばKindleで買いましたっけ

アドラー心理学 実践入門---「生」「老」「病」「死」との向き合い方 (ワニ文庫)

アドラー心理学 実践入門---「生」「老」「病」「死」との向き合い方 (ワニ文庫)

 

 

アイゼンバーグ 向社会性理論

心理学者名(26)

 

1.アイゼンバーグ,N.(Eisenberg, N.)

向社会性理論 ― アイゼンバーグ

愛他行動の発達

向社会的行動(他者のためになることをしようとする自発的な行為)

1歳半から2歳ごろに始まる 

加齢に伴って増加する

 

児童期中期から青年期で 向社会的行動と共感性のレベルを上げることに、

認知発達(抽象的思考、記憶容量の増加など)と

社会情動発達(情動制御の増加、情動理解など)が関連している

 

ステレオタイプ型の理由(人を助けることは良いことだから)や

承認志向・対人志向(ほめてもらえるから)の理由は減少し、

内面化された規範・価値志向の理由が増加する

 

 http://hagichanday.blog.fc2.com/blog-entry-5.html

アイゼンバーグ・向社会的道徳性判断の発達

 

積極的・肯定的な道徳英判断(向社会的行動)に基づいて発達段階を作成した。

自分の要求と他者の要求が対立する場面で

他者のためになるような行動が求められる課題を用いて

向社会性判断について実験を行った。

第一段階:快楽主義で実際的な志向(幼児~小学低学年)

第二段階:「他真の要求」志向(幼児~小学生全般)

第三段階:承認と対人的志向、紋切り型志向(小学一部・中・高生)

第四段階A:共感的志向(小学高学年少数~中高生)

第四段階B:内面化への移行段階(中高生少数~それ以降)

第五段階:強く内面化された段階(中高生少数~それ以降) 向社会的行動(prosocial behavior)行為者の動機の有無にかかわらず、他者に利益をもたらすような自発的な行動

 

セルフ・エフィカシー

自己理解

1.ジェームズ:自己を主我と客我の二つの側面からなるものとして捉えた

(William James、1842 - 1910) 

ジェームズは「生理学、心理学および哲学におけるまたその間の最初の思想家」

 

2.フロム:所有としての自己(ego)と存在としての自己(self)を区分 

(Erich Seligmann Fromm、1900- 1980)

 

3.自己には2つの側面がある (デーモンとハート Demon & Hart)現代の学者

1)自分が認知した自己の側面(身体的自己、活動的自己、社会的自己、心理的自己)

2)主体としての自己(主体性、独自性、連続性)

 

自己理解の発達

児童期前期 カテゴリーを用いて自己を同定

児童期中・後期 他者との比較によって自己を評価

青年期前期 他者との関係性において自己を意味付け

青年期後期 体系的な信念や計画の中で自己を位置づけ

 

 

4.アイデンテイテイ 自己の連続性(時間軸)と独自性(空間軸) 

人生を生きる主体としての自己を確立する

私たちが生きていく上での確固とした目標や信念を持つこと

エリク・H・エリクソン - Wikipedia

( Erik Homburger Erikson, 1902 - 1994):アメリカで一番影響力があった心理学者

 

エリクソンの8段階の漸成発達理論 

アイデンテイテイの概念エリクソン Erikson(1902~1994))

 

生涯発達を8つの段階に区分し、特有の心理社会的危機があると述べた

青年期の心理社会的危機は アイデンテイテイ対アイデンティティ拡散

 

1)乳児期 基本的信頼 対 基本的不信 希望

2)幼児期初期 自立性 対 恥、疑惑 意思

3)遊技期 自主性 対 罪悪感 目的

4)学童期 勤勉性 対 劣等感 適格

5)青年期 同一性 対 同一性混乱 忠誠

6)前成人期 親密 対 孤立 愛

7)成人期 生殖性 対 停滞 世話

8)老年期 統合 対 絶望、嫌悪 英知

 

「エリクソンはフロイトの発達論から、独自の精神分析的な発達論を展開した。 フロイトは人の発達を性的関係から捉え、心理を生理学的観点から捉えた。 それに対してエリクソンは人の発達を社会や人間関係から捉えた

エリクソンの発達段階論からの学び 〜第1段階:乳児期のライフサイクル〜 | 心の天気図

解決が導くもの ・・・ 「希望」  →解決とは、その時期の葛藤を自分自身の心に統合化されていく事によって育まれていくもの

 

 

5.アイデンテイテイの実証研究

アイデンティテイ・ステイタス   マーシャ

(J.E.Marcia)

 

傾倒と危機の2つに関して、それぞれの有無によって、4つのアイデンティティ・ステイタスを分類した(類型論)

傾倒 (自分なりの目標や信念があること)

危機(crisis)(自分なりの目標や信念のあり方について悩んだり、その可能性を吟味したりする経験

 

 ここで検索

 

アイデンティティ・ステータス| 明日からすぐ使える心理学

アイデンティティは達成までの間にいくつかの特徴的な状態があり、その分類をアイデンティティ・ステータスという。

アイデンティティステータスには拡散、早期完了、モラトリアム、達成の4つの分類がある。

1. 拡散(Diffusion) [ 危機:ありorなし/積極的関与:なし ]  

・パターン1 自分自身について真剣に悩んだ事がないため、今の自分が良くわからないでいるタイプ

・パターン2 全ての事に積極的に関与する事を回避し、無関心の状態を維持することで、あらゆる可能性を持っておこうとするタイプ。 1つのことに打ち込むことで、現実の自分や自分の限界があらわになってしまうために起こる。
2.早期完了(Foreclosure) [ 危機:なし/積極的関与:あり ]

3.モラトリアム(Moratorium) [ 危機:最中/積極的関与:あいまい ]

エリクソンは心理的・社会的な責任の猶予期間のことをモラトリアムといいました。経済用語のモラトリアム(支払い猶予期間)からきています。 そのモラトリアム的な生き方をしている群をマーシャがモラトリアムと分類しました。 ・パターン1ネガティブなモラトリアム   探そうとしているものの”明日できることは今日しない”ような楽に生きようとする人。モラトリアム人間と呼ばれていた人たちです。

・パターン2ポジティブなモラトリアム   将来どのような人間になりたいかはわからないけど、一つに絞らず、目の前に興味のあることがあるからそれに打ち込む人。結果として職業が後からついてきたりする。大器晩成の要素をもっている。

4.達成(Achievement) [ 危機:あり(あった)/積極的関与:あり ] 

 

 ☆テキストでは「早期完了」という訳でなく、「フォークロージャー」また、

「類型論なので、アイデンテイテイの形成過程をとらえるには必ずしも適していない」

 

6.アイデンテイテイ・プロセスの研究へ 

グローテヴァント(Harold Grotevant)

  危機ではなく 探求(exploration)という概念を用いた

 

 

 

 7.時間知覚

ポール・フレス - Wikipedia

ポール・フレス (Paul Fraisse, 1911- 1996) は 時間知覚の業績で知られるフランスの心理学者

フレス (Fraisse,P.)は、 時間の概念を含まず、 単に過去や将来の出来事を喚起することを

時間的視界(horizontal temporal)と呼んだ

2歳半頃から、子どもは「キョウ」「アシタ」「キノウ」という言葉の意味を理解し始め、少しずつ異なって使うようになってくる(岩淵)

この段階では、過去としての「キノウ」や未来としての「アシタ」の概念であるとは考えられない。
出来事の表象が時間的な性質を帯びるようになるのは、7~9歳頃
時間や空間の系列化が発展して、時間軸の中で自分をとらえるようになり、
時間的展望を発達させていく

 

8. 自己肯定感

セルフ・エフィカシー(自分の価値や能力に値する自信)

自分が何かをやり遂げることができるだろうという確信

人生への積極的姿勢と自分自身に対する肯定的な態度

 

 

最新 心理学事典

最新 心理学事典

 

 

 20答法:客体として知られる自己を検討する手法

「私は」という刺激語が20並べてあり、それに対して、思いついた文章を書き加えていくというもの

年齢とともに自己の内面的な特徴を記述する傾向が強まる

 

公的自己意識

他者が自己をどう見ていると考えているか・・

公的自己意識(身体や服装など、相手からも見えるような外面的なもの)

私的自己意識(思想や心情など、相手からは直接見えない内面)

 

他者とは自己を映し出す鏡のようなもの

対人恐怖症の人は公的自己意識の得点が高い(鎌田)

自我理想が高く、自己嫌悪が強い

(自分に対する自尊感情を保つことは大事)

 

それでちょっと思い出したのは

柏舟:我が心石にあらず(詩経国風)

  我心匪鑒  我が心 鑒(かがみ)に匪(あら)ず
  不可以茹  以て茹(い)る可からず
  亦有兄弟  亦た兄弟有れども
  不可以據  以て據る可からず
  薄言往愬  薄らく言(ここ)に往き愬(つぐ)れば
  逢彼之怒  彼の怒りに逢ふ

  我心匪石  我が心 石に匪ず
  不可轉也  轉がす可からざる也
  我心匪席  我心 席(むしろ)に匪ず
  不可卷也  卷く可からざる也
  威儀棣棣  威儀 棣棣(ていてい)として
  不可選也  選ぶ可からざる也

対人関係の生涯発達理論

ボウルビィの愛着理論 

愛着:ボウルビィ(Bowlby J.M.)によって使われ始めた「attachmentアタッチメント」の訳

特定の他個体を通して、主観的な安全の感覚を回復・維持しようとする傾性 避難所、安全基地 

正常な乳児は、対人的能力と対人的魅力を備えて誕生する

 

エインズワース(Ainsworth,M.D.S)は母親の感受性のあり方が、生後12か月ごろまでに形成される子供の親への愛着の質を決定すると主張した

養育者の感受性の影響による愛着の質の差というより、気質的行動抑制傾向を反映した情動表出傾向の差ではないかという根源的問いもある (ケイガン)

 

SSP(ストレンジ・シチュエーション法 Strange Situation Procedure)
:見知らぬ大人の入室と、2回の母子分離によって、乳児に段階的ストレスをかけ、この母子の分離と再開時における子供の反応を見る実験室的方法

 

 

対人関係の生涯発達

 

子どもの対人関係の心的仕組みの性質’(高橋)

1、複数の重要な他者を持つ

2.重要な他者の役割を階層的に識別する

3.子ども本人が枠組みをつくる

4.心的枠組みは変容する可能性を持つ

 

 

ソーシャルネットワーク・モデル ルイスら(Lewis & Feiring)

 誰(対象)がどのような心理的役割(社会的機能)を果たしているかをマトリックスで捉える 
 ☆社会的機能 (保護、世話、養育、遊び、学習など…)

 

コンボイ・モデル カーンとアントヌッチ(Kahn & Antonucci)

個人が複数の他者によって構成されるコンボイ(護衛艦)によって支えられ、ポジティブな情動・是認・援助などのサポートをやり取りしている

 

愛情のネットワークモデル(高橋)

人間の生存や安心感の確保にとって不可欠な愛情の要求を充足する心的枠組みを記述

 

(平林秀美)

 

ケアの道徳

道徳性(morality):何が善であり悪であるかを知らせ、善の方向へと人を導く内的制御システム(岩立)

1.自立性の道徳
2.コミュニティの道徳

3.神聖性の道徳

 

故意と過失に関する道徳判断(ピアジェ)

客観的責任概念(結果に着目)
主観的責任概念(意図や動機に着目)

 

正義の道徳コールバーグ

Ⅰ 前慣習的水準

  1.罰と従順志向’他津的な道徳)

  2.道具的相対主義(素朴な自己本位)

Ⅱ 慣習的水準

  3.他者への同調、あるいは「よい子」志向

  4.法と秩序志向

Ⅲ 慣習以降の自立亭、原則的水準

  5.社会的契約、法律尊重、および個人の権利志向

  6.普遍的な倫理的原則(良心または原理への)志向

 

配慮と責任の道徳(ケアの道徳)ギリガン(Gilligan,C.)

レベル1 個人的生存への志向

移行期1 利己主義から責任性へ

レベル2 自己犠牲としての善良さ

移行期2 善良さから真実へ

レベル3 非暴力の道徳性(配慮と責任は自己と他者の両者に向けられ、傷つけないことが道徳的選択の普遍的ガイドとなる)

 

プライム、ス テューデント

 

ハハハ(^^♪ ちなみににアマゾンのプライム、ス テューデントで入れますぞ (googleメールの学生アドレスで)

第二~~

発達的変化の時間・・循環的時間、状態間の変化

第二・・
乳児期の対人関係の変化は、形を超えて思春期の対人関係において繰り返される

 

第二反抗期 12歳から15歳ごろ

自分とは何か、自分には何ができるか、
自分の社会的役割は何かを、新たに求め始める

 

kotobank.jp

 

一番目は、自我意識の強まる3~4歳の時期

(自分でやりたい)

 

kotobank.jp

 

甘えと反抗の心理 (講談社学術文庫)

甘えと反抗の心理 (講談社学術文庫)

 
反抗の心理 (1971年)

反抗の心理 (1971年)

 

 

第二次認知革命

幼児期の後半 5歳後半 メタ認知能力が機能し始める

 プランニング、モニタリング、自己コントロール

第三者としての自分を持ち、それによって自己の直面する問題の解決に向けて自己を統制することができ始める

第一次認知革命Cognitive revolution)=イメージの誕生 

今眼前にない事柄についても思考を展開できるようになる

ピアジェの感覚運動期の終り頃(1歳半頃)

・・記憶表象に基づき過去の出来事を再現できる(遅滞模倣

心の理論 (theory of mind) :他者の心的状態を理解する枠組み

 主に誤信念課題によって測定された

 

認知革命 - Wikipedia

認知革命に火をつける上で重要な役割を果たした文献

ジョージ・ミラーの論文で、『サイコロジカル・レビュー(Psychological Review)』(1956年)に掲載された「マジカルナンバー7プラスマイナス2(The Magical Number Seven, Plus or Minus Two)」(これは心理学において最も頻繁に引用される文献の一つ)

 

 ジョージ・ミラー(George Armitage Miller, 1920 - 2012)

 

心理学の認識―ミラーの心理学入門 (1967年)

心理学の認識―ミラーの心理学入門 (1967年)

 

 

ライフ・キャリア・レインボー

キャリア(車の轍):人生を歩いてきた足跡

仕事だけでなく、それ以外の社会的役割も含む

役割:子供、学生、余暇人、市民、労働者、家庭人

キャリア

生涯という時間軸と
役割という空間軸の2次元から構成され、ライフ・キャリア・レインボーとして表現される

 (by 都筑学)

 

「ライフキャリア・レインボー」とは? - 『日本の人事部』

「ライフキャリア・レインボー」とは、1950年代に米国の教育学者のドナルド・E・スーパーが発表したキャリア理論。
ライフキャリア・レインボーの理論では、キャリア=職業とは考えず、キャリアを人生のある年齢や場面のさまざまな役割(ライフロール)の組み合わせと定義。
人生全般にわたり、社会や家庭でさまざまな役割の経験を積み重ねて、初めて自身のキャリアが形成される

 

growingtree.jp

 

 

高校生の進路選択と時間的展望―縦断的調査にもとづく検討

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大学1年生のための 伝わるレポートの書き方

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心理学論文の書き方―おいしい論文のレシピ (有斐閣アルマ)

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ゼロから学ぶ力学 (ゼロから学ぶシリーズ)

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働くことの心理学―若者の自分さがしといらだち

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キャリア教育 - Wikipedia

キャリア教育career education

キャリア経験)を活かして、現在や将来を見据えることなどを主眼として行われる教育

働く=傍楽(小関)

デイーセントワーク: Decent work

ディーセントワーク(英語: Decent work、働きがいのある人間らしい仕事)は、1999年に国際労働機関(ILO)総会において21世紀のILOの目標として提案され支持された。 英語のdecentは「きちんとした」「まともな」「適正な」といった意味がある。

 

ディーセント・ワーク - Wikipedia 日本では、労働基準法第36条に定めるように(36協定)、事実上労働時間の上限が定められていない。最低賃金も他の先進国より少ない。また、有給休暇も未取得が多い。派遣労働等に見られるよう不安定かつ差別的な労働形態も存在する。

 

 

人間らしい仕事

働く人を大切にする


超過労働時間が増加するにしたがって、抑うつ傾向が高まっていく 

長時間労働は、働く人々の命(ライフ)を脅かす

 

国際労働機関 ILO: International Labour Organization

http://www.ilo.org/global/lang--en/index.htm

 

人権としてのディーセント・ワーク―働きがいのある人間らしい仕事

人権としてのディーセント・ワーク―働きがいのある人間らしい仕事

 

  

ディーセント・ワークと新福祉国家構想 人間らしい労働と生活を実現するために

ディーセント・ワークと新福祉国家構想 人間らしい労働と生活を実現するために

  • 作者: 伍賀一道,西谷敏,鷲見賢一郎,後藤道夫,雇用のあり方研究会
  • 出版社/メーカー: 旬報社
  • 発売日: 2011/11/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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共感性(empathy)

共感性:「他者の感情あるいは他者の置かれている状況を認知し、それと一致しないまでも同じ方向の感情を共有すること」(Eisenberg & Fabes,1991)

(認知と感情の両方を含む)

 

共感性の発達過程(Hoffman,2008)

1 全体的共感的苦痛(global empathic distress)

   他者に起こったことを自分自身に起こっているかのようにふるまう

   情動伝染

2 自己中心的共感的苦痛(egocentric rmpsthic distress)
   生後6か月頃~生後11~12か月頃

   他者の苦痛に随伴する自分自身の苦痛を減らす

3 外見上の自己中心的共感的苦痛(quasi-egocentric empathic distress)

   生後13~14カ月頃

   泣いている子に援助を始める

4 真実の共感性(veridical empathy)

    1歳半~2歳頃

   より正確な共感性と効果的な援助行動

5 状況を超えた共感的苦痛(empathic distress beyond the situation)

   7~10歳

   他者の一時的な苦痛だけでなく、慢性的な悲しみや不快な生活を想像して、共感的に反応する

6 苦痛を感じている集団への共感性(empathy for distressed groups)

 

心の理論(theory of maind)

2歳頃 欲しい したい (要求や願望を表す言葉を使うようになる

3歳頃 思っている 知っている (知識・信念・思考を表す言葉を使うようになる)

4歳頃 誤信念(人は事実とは異なる誤った信念を持つ場合があり、それに基づいて行動すること)を理解するようになる)

 

向社会的行動は、加齢に伴って増加する

 幼児期(3歳から6歳)の間にも増加する

向社会的行動と共感性のレベルを上げることに、

認知発達(抽象的思考、記憶容量の増加など)と

社会的情動発達(情動制御の増加、情動理解など)が関連している

情動と認知との関連の一つ 

気分一致効果 (moood-cingruent recall) 

ある情動が生起しているときは、その情動と一致酢する記憶を想起しやすい

情動の強さと記憶
フラッシュバブル記憶 衝撃的な出来事を知った時の自分の状況の記憶が鮮明に残る

解離性健忘(dissociative amnesia) 非常に強いストレスとなる出来事で起こる 自伝的記憶(autobiographical memory)の想起ができなくなる

 

情動制御

 社会的表示規則(ディスプレイルール)に従って制御をおこなう 
抑制のほかに ネガティブ情動の表出・発散、デイストラクション、再評価などがある