心理学者名(26)
1.アイゼンバーグ,N.(Eisenberg, N.)
向社会性理論 ― アイゼンバーグ
愛他行動の発達
向社会的行動(他者のためになることをしようとする自発的な行為)
1歳半から2歳ごろに始まる
加齢に伴って増加する
児童期中期から青年期で 向社会的行動と共感性のレベルを上げることに、
認知発達(抽象的思考、記憶容量の増加など)と
社会情動発達(情動制御の増加、情動理解など)が関連している
ステレオタイプ型の理由(人を助けることは良いことだから)や
承認志向・対人志向(ほめてもらえるから)の理由は減少し、
内面化された規範・価値志向の理由が増加する
http://hagichanday.blog.fc2.com/blog-entry-5.html
アイゼンバーグ・向社会的道徳性判断の発達
積極的・肯定的な道徳英判断(向社会的行動)に基づいて発達段階を作成した。
自分の要求と他者の要求が対立する場面で
他者のためになるような行動が求められる課題を用いて
向社会性判断について実験を行った。
第一段階:快楽主義で実際的な志向(幼児~小学低学年)
第二段階:「他真の要求」志向(幼児~小学生全般)
第三段階:承認と対人的志向、紋切り型志向(小学一部・中・高生)
第四段階A:共感的志向(小学高学年少数~中高生)
第四段階B:内面化への移行段階(中高生少数~それ以降)
第五段階:強く内面化された段階(中高生少数~それ以降) 向社会的行動(prosocial behavior)行為者の動機の有無にかかわらず、他者に利益をもたらすような自発的な行動