自己の情動の発達
個別情動理論
生得的に備わっている「基本情動」喜び、悲しみ、怒り、恐れ、驚き、嫌悪、興味
ルイス(Lewis.M.) 構成主義 生後3年間の情動発達
誕生~生後6か月 一次情動(primary emotions)
充足→喜び
興味→驚き
苦痛→悲しみ、嫌悪→怒り、恐れ
1歳後半~社会的情動(social emotions)
(自己意識情動)
てれ
妬み
共感
2歳半~3歳
(自己意識評価情動)
困惑
誇り
恥
罪悪感
ラザルスの認知評価理論
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認知的評価理論とは、「認知的評価が感情の生起に先行する」
(認知的評価そのものが情動を生起させる)とする
情動の生起にかかわる評価のプロセス
一次的評価・・自動的無意識的に進む情報処理
自分の目標・利害関心との関連性・合致
自我関与の種類(自分にとってどのような意味があるのか)
事象(ストレスイベント)が有意味かどうか。有意味ならば有害かどうか、という評価。
二次的評価・・やや意識的より高次の情報処理
一次的評価の後、その事象に対処できるかどうか、という評価。
原因・責任の所在、
対処可能性・統制能力の有無・程度、将来展望
人は、環境とかかわっていく中で、何が、どの程度ストレスなのかを決めているというのです。こうした決定を、ラザルスは「認知的評価」と呼ぶ。そして、こうした決定を行いながら、周りからの色々な要求や、湧き上がってくる感情を処理していく過程を「対処(コーピング)」と呼ぶ。
(マイケル・ルイス)(1877-1956) 1. 人は生まれながらにして「苦痛」「満足」「興味」の3つの感情を持っている 2. 3ヶ月目頃までに「満足」という感情から「喜び」という感情が生まれ 「苦痛」という感情から「悲しみ」と「嫌悪」という感情が生まれる。 3. 6ヵ月目頃までに「嫌悪」から「怒り」と「恐怖」という感情が生まれ、「興味」から「驚き」という 感情が生まれる こうして、概ね9か月頃までに喜怒哀楽という基本的な感情が形成される。 4. 16ヶ月目頃には、歩いて行動できる様になることで親元を離れ 自分の世界を創りあげていくことで、「照れる」「憧れ」「共感」といった感情が生まれる 5. 36ヵ月目頃には親や周囲の人の存在を認識することで 「自尊心」「罪悪感」「恥ずかしい」といった感情が生まれる