21.ジョン・ボウルビィ
ジョン・ボウルビィ(英: John Bowlby、1907 - 1990)は、イギリス出身の医学者、精神科医、精神分析家。専門は精神分析学、児童精神医学。
精神医学に動物行動学(エソロジー)的視点を取り入れ、愛着理論をはじめとする早期母子関係理論を提唱した。
21.ジョン・ボウルビィ
ジョン・ボウルビィ(英: John Bowlby、1907 - 1990)は、イギリス出身の医学者、精神科医、精神分析家。専門は精神分析学、児童精神医学。
精神医学に動物行動学(エソロジー)的視点を取り入れ、愛着理論をはじめとする早期母子関係理論を提唱した。
20.ホフマン(Martin Hoffman
Martin L. Hoffman,
共感性の発達過程
自己と他者の概念の認知発達に伴う6段階
全体的共感的苦痛
自己中心的共感的苦痛
外見上の自己中心的共感的苦痛
真実の共感性
状況を超えた共感的苦痛
苦痛を感じている集団への共感性
19.ブロンフェンブレナー(Bronfenbrenner,U.)
個体の発達が5つの生態学的環境の中でなされる
ユリー・ブロンフェンブレンナー(Urie Bronfenbrenner、1917 – 2005)は、ソビエト連邦出身のアメリカ合衆国の発達心理学者で、子どもの発達に関する生態学的システム理論の提唱によって最もよく知られている。
ブロンフェンブレンナーの研究と理論は、子どもの発達に及ぼされる環境や社会からの無数の影響についての関心を喚起することによって、発達心理学の観点に変化をもたらす鍵となった。
生活世界の広がり
ブロンフェンブレナーは、 人間発達を行動場面間の相互関係や、行動場面が埋め込まれている文脈の影響において捉えた
それらは、マイクロシステム、メゾシステム、エクソシステム、マクロシステムという4つのシステムから成り立ったいる
(もう一つは、クロノシステム?)
18.フランクル(Frankl,V.E.)
生きる意味 私が生きている人生が自分に問いかけていると考えるべき
人生の折々に直面する一つ一つの問題に真摯に立ち向かっていくことが重要なのである
ヴィクトール・エミール・フランクル(Viktor Emil Frankl、1905- 1997)
16.ヴィゴツキー(Vygotsky,L.S.)
レフ・セミョノヴィチ・ヴィゴツキー(Lev Semenovich Vygotsky)(1896- 1934)
「心理学のモーツァルト」(37歳没)
変化には危機が伴うことを指摘し、発達の危機、つまり発達的変化が急激に破局的様相を帯びて進行する時期である発達の質的転換点がいくつか存在しているとする
危機的年齢の一つ 「13歳の危機」
教育的困難性 発達の消極的性格
人生には、その後の生き方を左右するような分岐点としての危機が存在している
ユングは、様々な危機が生じることが多い中年期を「人生の正午」と喩えた
エルンスト・クレッチマー(Ernst Kretschmer, 1888 - 1964)
思春期危機という概念を導入
(第二反抗期と呼ばれてきた時期)
身体と心理とのずれから、不安定さが生じる
ピアジェVSヴィゴツキー論争
ピアジェは幼児の独語は自己中心性の表れとした
ヴィゴツキーはもともと言語は社会的なもの(コミュニケーションの機能がその中核)
幼児の独語は、言語が思考の機能を果たすに際し、その移行状況としてあらわれるものだとした
→独語は思考のための言語、外言化された内言(ピアジェも賛同)
思考のための言語は自分自身とのコミュニケーション・・自己内対話(内省的コミュニケーション)
「発達の最近接領域」の理論―教授・学習過程における子どもの発達
15.バルテス(Baltes,P.)
「生涯発達心理学(生涯学習の心理学)」を切り開いた学者
1980年代以降の、人の発達を生涯にわたる発達と喪失の過程としてとらえる観点に大きな影響を与えた
「補償を伴う選択的最適化」(selective optimization with compensation;SOC)
選択によって特殊化した適応の形態が、生涯発達の一般的特徴として持続的に発展すること
年齢による変化の中で喪失としてのエイジングの側面への適応が重要になってくること
エイジングに伴う制約に対し、補償的・代替的なメカニズムが発達すること
(荻野美佐子)
ポール・バルテス(1939〜2006)
(gain/loss model)
獲得(gain)と喪失(loss)
成長(growth)と衰退(decline)の混在したダイナミックシステムとして発達をとらえる
14 チュリエル(Turiel,E.)
Elliot Turiell(1938-)
社会的ルールを道徳ルールと社会的慣習の2つに分けた
社会的ルール 社会の中で日常生活を円滑に進めていくためには、様々な規則や約束を理解して守ることが必要である。
社会的秩序を維持し低空家で必要なルール
道徳ルール moral rules
社会的慣習 social conventions
田沼茂紀道徳教育 研究室:道徳の前提となるもの、そして、道徳の内容とは
田沼茂紀道徳教育 研究室:道徳の前提となるもの、そして、道徳の内容とは
領域特殊理論(Domain-specific theory)
チュリエルの提唱する領域特殊理論とは、人間の社会的知識には質的に異なった独立領域(「道徳:moral」、「慣習:convention」、「個人:personal」)があり、その時々になされる様々な社会的判断や社会的行動は「道徳」、「慣習」、「個人」の各領域での知見が調整された結果であるとするものです。
そして、それら各領域での知識獲得の文脈やプロセスはまったく異なっているという主張です。
13.ドナルド・E・スーパー(Donald E Super(1910~1994))
「キャリアとは人生のある年齢や場面の様々な役割の組み合わせである」
スーパーは、キャリアを仕事だけでなく、それ以外の社会的役割も含めて広く捉えている
その役割には
子ども
学生
余暇人
市民(地域社会での活動)
労働者
家庭人(家事、育児、介護)などが含まれている
(そのほかのさまざまな役割を入れて 計7つ)七色
下は 8つにしている(「親」がある)・・これが一般的なようだ
1.子ども-息子・娘
2.学生
3.職業人
4.配偶者
5.ホームメーカー(家庭人)
6.親
7.余暇を楽しむ人
8.市民
・・という8つのカテゴリーで、それを8本の虹の形で表現
以下では 9つにしている (「親」と「年金生活者」がある)
1950年代に米国の教育学者のドナルド・E・スーパーが発表した
「ライフキャリア・レインボー」。 キャリアを構成する7〜9種類のライフロールの重なり合いを虹の形にたとえた、 “キャリアの虹”と呼ばれる概念図で説明されるのが特徴です。
この7〜9種類のライフロールには以下が挙げられます。 (1)子ども (2)学生 (3)職業人 (4)配偶者 (5)家庭人 (6)親 (7)市民 (8)余暇人 (9)年金生活者
「仕事の重要性研究」(Work Importance Study)14の労働価値
1:能力の活用(自分の能力を発揮できること)
2:達成(良い結果が生まれたという実感)
3:美的追求(美しいものを創り出すこと)
4:愛他性(人の役に立てること)
5:自律性(自律できること)
6:創造性(新しいものや考えを創り出せること)
7:経済的報酬(たくさんのお金を稼ぎ、高水準の生活を送れること)
8:ライフスタイル(自分の行動を自分で決めることが出来、自分の望む生活が出来ること)
9:身体的活動(身体を動かす機会を持てること)
10:社会的評価(社会に仕事の成果を認めてもらえること)
11:危険性(わくわくするような体験をすること)
12:社会的交流性(他の人と一緒に、あるいはグループで働くこと、)
13:多様性(多様な活動ができること)
14:環境(仕事をする環境が心地よいこと)
蛇足であるが、私は、手帳で、フランクリン・プランナーを使っているので、「役割」というのはわかりやすい
またもっと自由に?細かく!設定できる
何を優先するか
(1)子供 親との関係における子供としての立場 (2)学生 学ぶ立場 (3)職業人 アルバイトを含む仕事をやる立場 (4)配偶者 共に生活を送るパートナーとしての立場 (5)家庭人 親元を離れてから家事全般をやる立場 (6)親 子供を持つ親としての立場 (7)市民 社会を構成する一員として社会に貢献する立場 (8)余暇人
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12.ウィリアム・ジェームズ(James,W.)
自己の成り立ち 主我(I)と客我(Me)の2つの側面からなるもの
主我:主体としたの自己 己を知ろうとする自己
客我:客体としての自己 知られる対象としての自己
ウィリアム・ジェームズ(William James、1842- 1910)
米国の心理学の祖
夏目漱石にも影響を与えた
弟は小説家のヘンリー・ジェームズ
自己理解の進展(幼児期)自己制御と自己主張
デーモンとハート
主観的自己(I)・・
主体性(自分の主人公は自分であるという意識)、独自性(自分は独自の存在であるとする意識)、連続性(過去、現在、未来の自分はつながっているという意識)
客観的自己(me)・・
身体(身体的特徴)、活動(行動的特徴)、社会(対人関係などの特徴)
11.ザゾ(Zazzo,R.)
Zazzo, René, 1910-1995
児童期における自己の価値づけは3つの段階に区分できる
1.6~7歳 自分の年齢を下の年齢との関係で価値づける
2.9~10歳 上の年齢との比較で自分の今の年齢を書続ける
3.12~13歳 指針的特性(下の年齢との対比)や自由への恐れ(大人との対比)によって、上下の年齢を同時に比較しながら自分の今の年齢を価値づける
生物学的成長に基づく自己肯定から、精神的自立に基づく自己肯定へと自己の価値づけを変化させていく
10.ハリー・S・サリヴァン
Harry Stack Sullivan. 1982-1949.
統合失調症治療における名声
親友(chum)の出現は児童期の終わりを告げる最終的な標識である
児童期においては、自分と非常に類似しているものを友人として求めたのに対して
青年期となると、自分と非常に異なるものを求めるようになっていく
親密性のパターンの変化
8~12歳頃の親友関係(チャムシップ)
http://ir.lib.fukushima-u.ac.jp/dspace/bitstream/10270/3669/1/19-126.pdf
9.コールバーグ (Kohlberg,L.)
ローレンス・コールバーグ(Lawrence Kohlberg, 1927- 1987 自殺)は、アメリカの心理学者で、道徳性発達理論の提唱者
道徳とは、対立する主張についての普遍的な妥当性を持った解決を志向する「正義の原理」に関わるものであると考えた
道徳性の発達段階:3つの水準 6つの発達段階
8. ジェロ―ム・ケイガン「4種類の気質」
行動抑制(behavioral inhibitation)
行動抑制傾向、つまり、 臆病・内気・怖がりやすさ(fearfulness)といった気質傾向
気質的抑制傾向
(養育者の感受性の影響による愛着の質の差、愛着の質が母の感受性によって決定されるとしたエインズワースのSSPにたいする根源的問いをなげかけるもの)
A.トマス
子どもの行動特性には、気質的個人差(temperament)が見られることを指摘
(乳児期)
楽な子(40%)
難しい子(10%)
出だしの遅い子(40%)
7.エルンスト・クレッチマー Ernst Kretschmer,
クレッチマー 思春期危機
10代から始まる身体と心理とのズレから、不安定さが生じる
クレッチマーが強調したのは内分泌機能の変動による心理的本能の作用であり,この危機の発現に生理学的成熟が大きな役割をはたすものとした。
エルンスト・クレッチマー Ernst Kretschmer, 1888 - 1964
クレッチマーは、パーソナリティの中心は気質であると考え、体型と気質を結びつけた3つの類型があるとした。
- 細長型 - 分裂気質。静か、控えめ、真面目。(敏感性と鈍感性)
- 肥満型 - 躁うつ気質(循環気質)。社交的、親切、温厚。
- 闘士型(筋骨型) - 粘着気質。きちょうめん、熱中しやすい、頑固、興奮しやすい。
主著「体格と性格」
体格と性格―体質の問題および気質の学説によせる研究 (1960年)
体格と性格とを関連づけた実証的類型論は特に有名
危機(crisis)
「重大な変化の生ずる転回点」「選択や決断を迫られる岐路」