7.エルンスト・クレッチマー Ernst Kretschmer,
クレッチマー 思春期危機
10代から始まる身体と心理とのズレから、不安定さが生じる
クレッチマーが強調したのは内分泌機能の変動による心理的本能の作用であり,この危機の発現に生理学的成熟が大きな役割をはたすものとした。
エルンスト・クレッチマー Ernst Kretschmer, 1888 - 1964
クレッチマーは、パーソナリティの中心は気質であると考え、体型と気質を結びつけた3つの類型があるとした。
- 細長型 - 分裂気質。静か、控えめ、真面目。(敏感性と鈍感性)
- 肥満型 - 躁うつ気質(循環気質)。社交的、親切、温厚。
- 闘士型(筋骨型) - 粘着気質。きちょうめん、熱中しやすい、頑固、興奮しやすい。
主著「体格と性格」
体格と性格―体質の問題および気質の学説によせる研究 (1960年)
- 作者: エルンスト・クレッチメル,相場均
- 出版社/メーカー: 文光堂
- 発売日: 1960
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体格と性格とを関連づけた実証的類型論は特に有名
危機(crisis)
「重大な変化の生ずる転回点」「選択や決断を迫られる岐路」