ずっとやってきた『漢字三略』もほぼ終わり――やれやれ!!!!
(最後の明治大正昭和期の長文が少々残ったが それは、今は続ける気力がない)
この問題集、長らく頑張りました・・・・
ながら勉強の漢字書き取りは、継続したいのだが、
この後は何を使ってどうやっていこうかと思案・・
今までのノートをみてみて、
勉強初めの、今は昔の部首別ノートをまただしてきた・・
是の復習をしようと思う‥
ところで、
部首をradical といい、
現在の主流である、画数順に214部首を並べる形は、明の万暦43年(1615年)、梅膺祚によって編纂された『字彙』によって初めて行われた。
1日1部首でも、214日かかりますね…
ちなみに、部首による漢字分類を初めて行ったのは、
【説文解字】(西暦ジャスト100年)で、部首数540
卵という部首
部首番付一位は木の部!
きへんの漢字は
康熙字典 49030字のうち1369個と wikipedia(en)にあるけれど、
わたくしめのノートでは
木の部は諸橋大漢和では1570字ありという!?
ノートに書いた数は、307・・
とにかく、部首番付一位は木の部!
ついで水、次が 草、手、口、人、心・・・
植物は大雑把にいって、「木」と「草」に分けられる。
木の部には「植物を利用する漢字」が多いのに対して
草の部では、「植物を細かに観察している漢字」が含まれる。
穀物(禾、米・麦)は部首として独立、竹は、独自の地位を主張している。(『部首ときあかし辞典』p260)
部首ノートを見てから、『音符辞典』を見て、少々、「ながら勉強」開始・・
ツカンムリ ・・
ツの部分の
下に木で 栄 (さかえる、はえる)
下に虫で 蛍 (ほたる)
下に呂で 営 (いとなむ)
下に鳥で 鶯 (ウグイス)
下に力で 労 (はたらき、いたわる)
下に牛で 犖 (まだら牛)
下に土で 塋 (はか・墓)
下に木で 栄 (さか・える、は・える
下に土で 塋 (あきらか)
煢 (ひとり者)
撈 (すくいとる)
癆 (やせおとろえる)
蠑蚖 (いもり)
蠑螺 (さざえ)
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旧字の「榮」は人名用漢字なので、子供の名づけに使うことができます。新字の「栄」
最後に円満字二郎さんの『部首ときあかし辞典』からもう少し・・
木が一つ (木)
木が二つ (林)
木が三つ (森)・・ときて、
木を四つ組合せる字は存在しないらしいが、
田の字の4つの四角の中に、
木を一つづつ入れて、
音は「ユウ」意味は「草木の茂る庭」
部首は、くにがまえ、という・・・(p261)
ちなみに興味深かったのは、樹木の「樹」は、
”大地から生えている木”のことで、つまり生きている状態の木のことをいうとある。