饗庭さんは「ロマネスクを愛した」フランス文学者というか、ロマネスク美術においても、専門的に研究された「フランス文学者」だった事がわかった・・
今までは饗庭さんというと、フランスの詩人ランボー、小林秀雄論などが思い浮かんでくるのだったが・・
『フランス四季暦』などで、ピレネー山麓の ポーに留学した話なども読んだが、
そこでサン・フォア教会を見たのが、ロマネスクに出会った時だったという・・・
が、
このサン・フォア教会というのは、コンクの有名な教会でなく、モルラス(Morlaarモルラア)村の教会。
「人生のエア・ポケット」という表現。
他の書でも、
「久しいその歴史をうちに秘めて、静かにひっそり佇む教会は、束の間の「生」を生きるわれわれを、
「時間の外」に出してくれるという、限りない魅力にあふれているのである。」・・と。(フランス・ロマネスク)・・
「世界は変わらず、足早に人生を過ぎてゆくのは、私であり、人間たちだ」
今日はですね、下の本(図書)にコーヒーをかけたまま返却したことが気になり、
やっぱりこれは古典であるから、
これからも読む人がたまにはいるだろうから弁償すべきだと思い、古書を購入し、
日曜日に、弁償する申し出をしていたのを、持っていきました・・(笑)
実は、
図書はしっかりビニールで覆われていて、表紙の図像が見えなかったこと・・
腰巻も読みたいかも、ということもありました。
表紙の写真を撮ってから持っていきました。
(汚した方を戴いたのである)
- 作者: エミールマール,´Emile M^ale,田中仁彦,磯見辰典,細田直孝,池田健二,成瀬駒男
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 1996/11/01
- メディア: 単行本
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