「世界の植物」54の植物園めぐりは、
ネパールのゴダワリ植物園
植物園めぐり
ゴダワリは,カトマンズ盆地の南縁にある 最高峰フルチョーキ山に抱かれた静かな農村 で,この国には珍しくきれいな湧水の豊富 なところ。ネパール唯一の植物園で,面積20 万平方メートル,同国の徳川家ともいわれる ラナ家の別荘地を中心に,1965年に森林省薬用植物局付属植物園として開設された。園は道路をはさんで,東西ふたつに分けら れ,西側は急な山腹に園の事務所を中心とし 温室,花壇,噴水池などがほどよく配置され,背後の高みは針葉樹の見本園になってい る。東側はゆるい北向きの傾斜地で,ロック ・ガーデン,バラ園,つる植物棚,アイリス 池,シダ園,ハス池,薬用園,日本の青年が 造成した日本庭園などが散在し,散策用の小径と小川が入り組んで走っている。
コレクションで第一にあげられるのは、ラ ンである。特に着生ランは,裏のフルチョー キ山に種類が多く,そのうえ前国王がランの 愛好者だったこともあって,3棟のオーキッ ド・ハウスにはあふれるばかり集められてい る。ネパール国花であり,また種類の多いこ とでも名高いシャクナゲ類のコレクションは 最近始められたが,このシャクナゲ園が整備 されれば,見落とせないものになるだろう。
ここを訪れるのは4月が最適だ。野生のナ シやピラカンサの白い花,シャクナゲの真紅の花の間から,カトマンズ盆地をへだててはるか遠くに望む白雪のヒマラヤ連山の景観は, とても気持ちがいいもので,すばらしいの一 語につきる。
<文·金井弘夫 国立科学博物館植物第一研究室長>
植物園めぐり 🄫朝日新聞社 1976
ネパール カトマンズ郊外 / 植物の種類はネパール1「ゴダワリ植物園」ご紹介[カトマンズ/観光情報]:海外旅行 都市別安全情報|OTOA [ 一般社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会 ]
https://dpr.gov.np/wp-content/uploads/2021/04/DPR-Brochure_Gardens-.pdf
昔見た映画
これじゃなかったかもしれない・・女性主役のヒッピー映画だったと思う
こっちでした・・
昔読んだ本
「ネパール・インドの聖なる植物」
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