
植物園めぐり
カルカッタの名所のひとつ,ハウラー大橋を渡り,ごみごみした下町を抜け,車で1時間ほど飛ばすと園の正門に着く。面積は,ざっと110万平方メートル,飲食できる施設はない。車の乗り入れは原則として禁じられているので,炎熱のなかを見て歩くなどということは,われわれ外国人にとっては,ちょっとむずかしい。じっくり見学となれば,飲食の準備も絶対に必要である。
ここで名高いのは,世界で一番"広い"木のベンガルボダイジュだ。これはイチジクの仲間で,1本で枝の広がりが直径100メートル以上にもなるお化けみたいな木である。横に出た枝から気根を垂らし,それが太って支えとなり,枝はさらに横へ横へと伸びていく性質があるからだ。おもしろいことに,その中心の親木が枯死してなくなっているの知らないで見ると森としか思えない。インドボダイジュとともに, 炎暑を避ける街樹として,国内のいたるところで見られるるをはわせて陰をつくった網囲いのオーキッド・ハウスでは,季節によって各種のしいランの花が見られ,ヤシ室には珍しタゴヤシの実生がある。園内の配植はンド半島の形に合わせて,それぞれの地域の植物が,草地や大小の池の間などに配置されているのだが,なにしろ広すぎて分かりにいというのが実感である。
園の一角にある国立中央標本館には,東洋の植物研究者にとって,重要な多くの資料が
納められている。<文金井弘夫国立科学博物館植物第一研究室長>
植物園めぐり
©朝日新聞社 1976
AI による概要
インド国立植物園は、正式名称をアチャーヤ・ジャガディッシュ・チャンドラ・ボース植物園といい、コルカタ(旧カルカッタ)にあります。イギリス東インド会社が1787年に設立した薬草研究所が起源で、インド最古の植物園です。約110万㎡の広大な敷地に約3万種の植物が栽培されています。特に、樹齢250年を超えるベンガルボダイジュの大木は有名で、枝葉の広がりは周囲400mにも及びます。また、ヤシやランのコレクションも充実しており、アジア最大級の標本館も併設されています。アチャーヤ・ジャガディッシュ・チャンドラ・ボース植物園 - Wikipedia
(かつては王立カルカッタ植物園(Royal Botanic Garden, Calcutta)と呼ばれた)
2009年6月25日からは「アチャリヤ・ジャガディーシュ・チャンドラ・ボース・インド植物園」に改名
This banyan (Ficus benghalensis), known as the Great Banyan, is located in the Acharya Jagadish Chandra Bose Indian Botanic Garden in Howrah, India.
The signboard says the tree is in the Guinness Book of World Records for the widest canopy at 1.5 hectares and with about 2880 prop-roots.看板には、この木は1.5ヘクタールの樹冠と約2880本の支柱根を持ち、ギネス世界記録に認定されていると記されています。
ベンガルボダイジュ (Banyan tree): 樹齢250年以上、枝葉の広がりは周囲400m
アジアの植物園は、その多くがヨーロッパの植民地政策によって建設されたものです。資源としてアジアの熱帯植物の収集・研究、さらに南米など他の地域から集められた有用植物の育成・保存を行なう拠点として、植物園が大きな役割を果たしてきました。