「世界の植物」73 ストラスブール大学植物園です。
以下引用
植物園めぐり
ストラスブール(シュトラスブルク)大学は, フランス東部を流れるライン川のほとり,西 ドイツとの国境近くの同名の町にある。この大学の植物園も,他のヨーロッパの植物園と 同じように,伝統を誇る古典的な姿から,近代的な施設を備えた研究機関へ発展しつつある,ひとつの典型的な例であろう。
大学の門をくぐると,若き日のゲーテの立像があり,中庭にも老年のゲーテの胸像が置かれているように,現在はフランスに属しながらこの地方の複雑な歴史の変遷を反映して いる。植物園の職員も,国内よりも西ドイツの植物園との交流の方が盛んで,しかも実際 にその方が有益であるという。
このことは標本園や温室で栽培されている 植物についてもいえることである。植物園の本体は,キャンパス内の最奥にある標本園と古い温室とからなっているが,その規模はたい して大きくはない。植物学研究室,実験室 講義室,職員室などを収容する7階建ての本部ビルも完成したばかりで,その屋上から園内の一部を撮影したのがこの写真である 。
標本園にはちょうどジギタリスの類の花が 咲いていたし,花壇のあいだには鉢植えのア ガペ(リュウゼツラン)の類が展示されてい た。本部ビルのそばには,モダンな調節栽培温室があり,熱帯・亜熱帯の樹木がびっしり 植えてはあったがまだこれからというところ。 まだ旧式の温室も併存されていて,職員たち は,昔ながらの技術を捨てかねているのが現 状である。
<文と写真・古沢潔夫 琉球大学教授> 植物園めぐり©朝日新聞社 1977
Jardin Botanique de l’Universite de Strasbourg
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g187075-d2202993-Reviews-Jardin_Botanique_de_l_Universite_de_Strasbourg-Strasbourg_Bas_Rhin_Grand_Est.html
トリッププアドバイザーのサイトに写真がたくさんありましたが。ゲーテの像はありませんでした。
jardin-botanique.unistra.fr
温室→天文台?の屋根のデザインの登録商標がかっこいいfr.wikipedia.org
wikipediaのog:imageは天文台ですが、やっぱりデザインは
下の温室の方でした・・
1619年にストラスブールの旧プロテスタントアカデミー( 2年後にストラスブール大学となる)内に設立された植物園
この植物園は、 1593 年に設立されたモンペリエ植物園に次いでフランスで 2 番目に古い植物園です。
ところでストラスブールというと、大聖堂・・
特にこれでしょうか…
ロマネスク聖堂は好きなのですが、
その後のゴシックの壮大なカテドラルとなると引いてしまいます
・・が、伝統のプシュコマキアで・・
(ギリシャ語のpsyche(「魂」)とmake(「fight」) 内面の闘い マキア。
そのあたりは猶ちょっと興味が惹かれます…
魅力的な彫像がいろいろ。行ってみたいと思います。‥
でもシナゴーグとエクレシアの対立的とかの中身(宗教的なこと)までは付き合えない