「世界の植物」50の植物園巡りは南アフリカ共和国の キルステンボッシュ植物園
(この週刊朝日百科 は120号なので、植物園めぐりはかなり進みましたね‥)
ちなみに南アフリカは・・BRICSの最後のS
BRICSとは、広い国土と多くの人口、豊かな天然資源をもとに今後大きく成長することが見込まれるブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)の頭文字を合わせた造語
野生状態で見られるセネシオ
植物園めぐり
アフリカ大陸南端の港町,ケープタウンの 背後にそびえる標高1164メートルの岩山,テ ーブルマウンテンの中腹にある。緑に包ま れた静かな住宅地の突きあたりが園の入りロ だ。200万平方メートルの敷地に,ケープ植 物区系特産の植物40000種を集め,園内の標本 館には21万点が納められている。
なだらかな傾斜地を利用した花壇には,色 とりどりの野の花が,まるで自然に生えてい るような錯覚をおこすほど,実に巧みに植え 込まれている。散策コースは次第に高み へと導かれ,いちばん奥まったところには, ヤマモガシ科のプロテアやレウカデンドロンな どが,特異な姿を見せている。その先は,テ ーブルマウンテンにつづく急勾配の岩壁に なっており,園全体が大自然の一部といった感じ。うらやましい限りである。一木一草にいたるまで,この国の野生種は かりを集めてあるのは,ちょっと他の植物園 では見られない特徴だ。ケープ地方の野生種は ざっと2万近くあるといわれ,このなかには われわれ日本人になしみ深い園芸植物の野生 種もたくさんある。ガーベラ,ペラルゴニウ ム,フリージア,グラジオラス,クンシラ ン,カイウ,ゴクラクチョウカなどなど,名 前をあげはじめたらきりがない。
ヒガンバナ科,ユリ科,アヤメ科などの球 根類は,この地方の代表植物だし,エリカの 仲間の多彩な変化は,他ではお目にかかれな い。日本からは,気安く出かけられない所だ が,機会があれば一見をおすすめしたい。
<文と写真・矢野勇 植物写真家> 植物園めぐり ©朝日新聞社 1976
ユネスコ世界遺産ケープフローラルリージョン保護区
ケープ植物地域は、南アフリカの南端近くに位置する植物地域です。ケープ植物王国唯一の植物地域であり、ケープ植物区として知られる唯一の植物区を含んでいます。 ケープ植物区は、世界で認められている6つの植物界の中で最小の地域ですが、非常に多様性と固有性が高い地域で、9,000種以上の維管束植物が生息しており、そのうち69%が固有種です
イランや南アなど4か国が万博撤退、アフリカの島国カボベルデは参加決める:: 読売
大阪万博には不参加の模様・・でも旅行情報はいろいろありました。
https://www.viator.com/ja-JP/Cape-Town-attractions/Kirstenbosch-National-Botanical-Garden/d318-a2016
