旅で見た作品を「岩波美術館」で確認中
テーマ館第2室 ひとのかたち(2003年5月刊)
前川誠郎解説
7.<エヴァ>ギスレベルトゥス(12世紀前半)
1125-1135年頃制作、高さ72㎝、長さ132㎝
オータン、ロラン美術館
エヴァを中心にして左にアダム、そして右にサタンがつながる横長の構図
聖堂の楣石の彫刻
北玄関は1766年に大幅な模様替えが行われ、エヴァは、1856年になってある家屋の取り壊し作業中に廃材として埋まっていのが見つかった
20190614 photobyM
まだ2年前ですが・・・・
8.殉教聖者の行列
6世紀中頃、モザイク
ラヴェンナ、サン・タポリナーレ・ヌオヴォ金地バック、白衣をまとい両手で冠をもった五人の聖人
ほぼ正面向きに並んでいる
しかし足元を見ると彼らが花咲く緑の草地の上を作法へゆ聖人の間にはしゅろの木が置かれている。衣や冠と同じく殉教のしるし。
西の正面玄関を入るとすぐ右側(南)の高壁に、これら五人を先頭とする二十六人の殉教聖人
その向かいに北壁には東方の三博士導かれた二十人の殉教聖女たちの行列
彼らはそれぞれラヴェンナの王宮や市門を出て、壁の東端に描かれた天国のキリストと聖母のもとへ出かける途中ビザンティン美術の人間像はギリシア・ローマの伝統を汲んで人体各部の自然な組み立てを尊重しながら、キリスト教美術として精神化するとともに、宮廷美術にふさわしい荘重なものとした
鼻梁の長さを鼻梁の長さを半径とする三重の同心円で、光輪に囲まれて聖者の顔を造足している、単調に見える原因の一つ。