今週のお題「わたしの手帳術」
「手帳」って「日記」ではないな、と思う。
そのたぐいの言葉を使うなら、日記でなくて「日誌」が、よりふさわしいのかな?
角川の類語辞典によれば、
日記の方は「毎日の出来事や感想を記録したもの」
日誌の方は「毎日の出来事や行動を記録したもの」となり、
同じ「記録」でも
「感想」と「行動」の部分が違うのだ。
「日記」の方は「文学」の範疇にあり、「行動」の方はそうじゃない。
PLAN to DOのDOだ。
そういうわけで、ここに、「あなたという人間は一人なのに、手帳を2冊も持つ」言語道断なアホ、と罵倒されつつ(これを言っているのはあらゆる手帳術の本)、
2冊は必要と感じてしまう意味がある。
他の類語に
「雑記帳」というのがある。種々のことを書きつけたもの。「身辺雑記帳」
ちなみに類語辞典による、「手帳」は、
「心覚えを書くためなどの小さな帳面」となる。
「帳面」とは「ノート(ブック)」 「筆記帳」
(ノートとは、書き留めること)
ここで、「文房具」としての「手帳」に戻ると、
1に 小さいこと
2 に 「毎日の記録」をするものであること
・・いうことになるが、
罵倒を避けるための迂回路として、
携帯できるサイズの「毎日の記録」(感情記入は控える)が手帳。
ほかの 「so called手帳」に、手帳という言葉を使うのはやめよう。
「映画感想文集」とでも、
「時々爆発感情吐露帳」とでも、
「見聞雑記」
「書き殴りメモ帳」とでも・・・
書き殴りなので「日記を認(したた)める」という作法のあるものでもない。
ノートの他に、まだ厄介な類語がある。
メモである。
これはメモランダム(備忘録)の略。
日常的には、買い物メモ、金銭出納メモ・・
なんにしても、日は過ぎる、手帳は残る・・、である。
だから、不満があっても数年は同じものを使った方が良い。
この「良い」の意味は、保存する本棚の見栄えの他に、過去・現在の比較・対照に、という意味。
手帳自体の意味は、日々を大事にすること、これである。
私の手帳は、これまでずっと「ほぼ日手帳WEEKS 」だが、
ここにきて、もっと自分を律する「ジブン手帳BIZ」のミニ(といってもほぼ日手帳WEEKSと変わらない。=それより幅が大きい)に、気が惹かれている。
すでに購入した。
そこで、今、「ほぼ日手帳WEEKS 」とお別れするか悩んでいるわけだが。
ちなみにノートは文具王の手帳。
・・というわけで、以上、非常に普通感覚~~~の文房具好きの手帳選び、であった。
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