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風の歳時記:秋

秋というと?・・・風だと思う・・・
ようやくにして、涼しくなり・・・

ここで、風の歳時記:秋であるが・・

 

雁渡し(かりわたし)
旧暦8月ごろ、狩りを載せてきた片吹いてくる冷たい季節風。

野分(のわき)
9月の二百十日から二百二十日にかけて、野の草を分けながら吹き荒れる強い風。

秋声(しゅうせい)
舞い落ちる木の葉の音など、秋を感じさせる音とともにある風。

「12カ月の決まり事歳時記」(現代用語の基礎知識付録)

秋声というと徳田秋声という作家がいましたね・・風声は噂 

風:見えないけれど感じられる、空気の流れ
風化:空気にさらされてものが変化すること

凡・・風(風をはらむ帆)と虫(舞い上がる竜)を組み合わせた文字

颯爽の颯・・風が急に吹く
飄々の飄・・風が舞う

颱、颶・・激しい風

漢字ときあかし辞典

上が一般的解だと思うが、白川静によれば、

「かぜ」の意味は、空気の動きによってその意味を表現したのではなくて、
神聖な鳥の姿や竜のような姿をした霊獣によってその意味を示しているのである。
古い時代には、風は鳥の形をした神、風神と考えられ、
その風神が各地に出かけて行き、人びとに影響を与えて、

風俗(その地域独自のしきたり、ならわし)や風物(その土地独特の景色や産物)が生まれると考えられた。

常用字解

2011年第32週

(以下引用)
「風 (ふう)」は鳳形(ほうけい)の鳥で表され、それは神の使者であった。
上帝(じょうてい)の命(めい)をあまねく伝えるために、東西南北、それぞれの地方にある神々も 皆鳥を使者とし、
その往来は風のそよぎとして感知された。 風土、風紀、風俗は、みなその地の神々の意志によって形成されるものとされた。2011年:漢字暦を学ぶ 8月

以下おまけだが、

ja.wikipedia.org

 

徳田 秋声(德田 秋聲、とくだ しゅうせい、1872 - 1943)は、日本の近代文学を代表する作家の一人である。

石川県金沢市生まれ。尾崎紅葉門下であったが、現実社会に目を向け『新世帯』『足迹』『黴』『爛』『あらくれ』などを発表。自然主義的技法の完成者であり、静かに現実を見つめ、それを飾り気なく書き込んでいく作風で、島崎藤村、田山花袋と並ぶ大家となった。その後自然主義の衰退と共に行き詰まったが、『仮装人物』などで心境小説に新境地を開拓して復活。絶賛を受けた。その後『縮図』に取り掛かるも、戦時下に権力の干渉に遭って挫折し絶筆となった。

 

簡単に言うと、80年前に亡くなった、古い、多分もう読まれない小説家であるか?

黄金フウチソウ

 

 

 

 

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漢字一字を学ぶ「風」