先週は「大唐流々」という中国ドラマを見ていた
楽しみて淫せず
悲しみて傷(やぶ)らず
歓楽に溺れず
‥というセリフがあったが、これは・・「論語」でした。
子曰わく、関雎は楽しみて淫せず、哀しみて傷らず。
子曰、関雎楽而不淫、哀而不傷。
「論語」八佾第三20
そう、
男性主人公(シュー・カイ)の役柄が、物語冒頭では「ドラ息子」=淫する人?で、
そう、皆さん同様がっくり・・
たぶんに、傑作
瓔珞
の役のロマンチックなイメージを壊していたと思う。
女性主人公と出会って、変身し、ヒーロ―になるから、まぁよいかしらん?
話の大本は、これまでの作品をなぞってる感じで、最後の皇帝人選はこうなるだろうと思いましたが、
皇帝の人物像(泣いて馬謖を斬るんだろう)や、
悪人の人間性(悪い奴なんだけど、純情あり)、周辺のカップルの妙など、
話の展開はかなり惹きこませるものがあった。
また、
人にあって、獣にないもの
(4つの心)
羞悪(しゅうお)の心
辞譲の心
是非の心
惻隠の心
・・だそうだが、
惻隠之心、仁之端也。
『孟子(―公孫丑・上』
羞悪之心、義之端也。
辞譲之心、礼之端也。
是非之心、智之端也。
これも、この部分の四字熟語って、見たことあります、程度ですが、
楽しみで見る中国ドラマに、
中国古典や四字熟語辞典の語句が出てくるのは、わたしとしては、
更に知的な楽しみでもあって、ヨシなのでした・・
原題の「骊歌行」だが
骊は黒馬、二頭立て馬車(漢検1級配当漢字 読みは「リ」または「レイ」)
「○歌行」は中国ドラマのタイトルによくある・・
それについても、こちらの方(下記)がかいておられるし。
ドラマについても、深堀している方がおられるし、
「以下引用!」で終わるが(笑)
私が見たドラマとして、
徐凱シュー・カイの作品では二作目くらいか 。
(記憶になかった小品もあり)
2018 瓔珞(エイラク)
2021 本作(撮影は2019)
期待は「尚食」
李一桐 リー・イートンの作品だが、
「慶余年」の李沁 リー・チンと混同していたっぽく。(;'∀')
見た作品は途中リタイアで、あまり好きでなかったようだ・・・
「海棠が色付く頃に」とか。
ルオ・ジンの共演作「鶴唳華亭」というのも、いまいち見る気力がわかないが、
・・この語は、四字熟語辞典にあり。
期待の新作は「蒼蘭訣」でしょうか?
中国ドラマで好きなのはラブコメ時代劇?
中国ドラマは長いので、次は何を見ようかというのが問題だ。