物の片付けから→心も片づけんいうことで、
図書検索で「反応しない練習」というのがヒットして、借りています。草薙龍瞬著。
nekomegami.hatenablog.com
他は読んだ本の続き物っぽい奴で
1. 赤羽雄二著
速さは全てを解決する---『ゼロ秒思考』の仕事術
2.上大岡トメ
のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!
この2冊はまた後程~~
カバー袖の惹句は
悩みは「消す」ことができる。
そして、それには「方法」がある。
それは知りたい!ですよね。
ブッダの教えとは、
「心の無駄な反応を止めることで、いっさいの悩み・苦しみを抜ける方法」
その方法とは、
1.心の反応を見ること・・座禅、マインドフルネス、ヴィバッサナー瞑想
2.合理的に考えること・・無駄に反応しない、悩みを増やさない
※余計なことを判断しない。どんな時も自分を否定しない。
※不満やストレスといった「マイナスな感情」で苦しまない。
※他人の視線を気にせず、自分らしく生きる
※勝ち負けや優劣にこだわってしまう性格を、もうやめる
※心から納得のいく人生を、目指す
ブッダにならって、「どんな日常にあっても、いたずらに反応しない」
「悩みを正しくく考えて解決する」
目次読書
第1章 反応する前に「まず、理解する」
・悩みをなくそうとしない。「理解」する
・その問題の「理由」に着目する
・:心の状態を「きちんとみる」だけで
悩みの原因は”心の反応”である
その背景には”求める心”や”七つの要求”(特に承認欲)がある
心の状態をよく理解するには、
①言葉で確認する、②感覚を意識する、③貪欲・怒り・妄想の三つに分類する
(p46)
第2章 良し悪しを「判断」しない
・「ムダに判断」していませんか
‥「いい・悪い」「好き・嫌い」をやめる
‥「わかったふり」は気持ちいい!?
‥「判断」はときに「猛毒」になる
‥「サラサラと流れる小川」のような心
(判断≑思い込み)
‥「ない」ものを「ある」と勘違いしないために
・・苦しみを手放す・その「方法」がある
(原始仏教ではその「方法」を「道」と表現する p60)
・”慢”という心のビョーキに気を付ける
・「つい判断してしまう」からの卒業
・「自分を否定しない」。どんなときも
‥怒りを作り出すのは「自分」
・「本物の自信」をつけるには?
‥「自信が欲しい」は完全に「不合理」な妄想
「自分は正しい」と判断してしまった時点で、その判断は「間違ったもの」になってしまう、(p65)
「正しい理解」とは「正しいと判断しない」理解です.。
そんなことより「真実であり有益である」ことの方が大事ではないかと考えるのです。(P67)
確かめようのないことは放っておく。(妄想には確かめるすべはない)
心の清浄・安らぎという目標
自信なんて、考えなくてよい。先のことはわからない。それより今しておかなければならないことがある―それが正しい考え方(p87)
第3章 マイナスの感情で「損しない」
・:感情を、上げもせず、下げもせず
‥反応しないことが「最高の勝利」
‥「相手の反応は相手にゆだねる」のが人間関係の基本
‥心の半分を前に、もう半分を後ろに使う(前-相手を見る、相手への理解、後ろ=自分の内なる「反応」を見る)
・困った相手と「どう関わるか」
・大原則―”快”を大切にしていい
第4章 他人の目から「自由になる」
・他人の評価を「追いかけない」
・うっとうしい相手から「距離を置く」
・もう較べない。自分のモノゴトに集中!
‥目的を必ずかなえる「正しい努力」とは?
‥出家するつもりでない限り、「承認欲」は大切にしてよい。それが活動エネルギーになるなら、大いに頑張ろうではありませんか。
ただそれは「モチベーション」として利用するだけです。目的そのものにしてはいけません。(p147)
相手とどう関わるか①相手のことを「判断」しない②過去は「忘れる」―記憶を相手にしない③相手を「新し人」と考える④「理解し合う」ことを目的とする⑤「関わりのゴール」を見る―苦しめ合うために、関わっているのではない(p120)
第5章 正しく「競争する」
・その競争は「妄想」かもしれない
・競争の間に「準備」しよう
・「正しい動機」を用意する
・”五つの妨げ”に気をつける
‥快楽に流される
‥怒りの反応
‥やる気が出ない
‥落ち着かない(雑念・妄想のある状態)
‥疑い・不安の心
→”妨げが襲ってきている”と理解する(p187)
・「負けた」という思いから自由になる
‥ やっかいな「現在進行形」の嫉妬、「過去形」のコンプレックス
脚下照顧―ただ自らの足元を見よ
最終章 考える「基準」を持つ
・正しい心に「戻る」、何度でも
・いつでも”正しい方向”を忘れない
‥踏み出す、戻る、歩き続ける
‥目指すゴールは「最高の納得」(p214)
・自分の人生を信頼する
ふむふむと。
もう少し読むと
二千五百年前にブッダが語った「人生には苦しみが伴う」という現実は永久の真理です。(p23)
ブッダの考え方とは、悩みがあるという”現実”を見据えて、その”原因”を理解して、解決への”方法”を実践しようという、最先端の医学にも似た、明確な処方箋なのです(p26)
判断はアタマの中にしか存在しない「妄想」である。苦しみを生んでいる「妄想」を手放そう。苦しみから自由になることを人生の目標にすべき。(p61)
「自由な心を取り戻す」エクササイズ
①一歩、一歩と外を歩く、②広い世界を見渡す、③「わたしはわたしを肯定する」
ポジティブシンキング(積極思考)とは違う。
仏教では、現実と合致しない言葉がけ(ある意味、妄想)というのをあてにしません。こうなったらいいなという”方向性”は考えますが、判断そのものを停止させる、シンプルな言葉のほうが効きます。
それが「わたしはわたしを肯定する」という言葉です。(p82)
自信をつけるたった一つの方法≒「とりあえず体験を積む」だけでよい
①やってみる②体験を積む③ある程度の成果を出せるようになる④周囲が認めてくれるようになる⑤「こう動けば、ある程度の成果が出せる」と見通しがつくようになる、そのときの手ごたえが「本物の自信」(p92-94)
改善・集中・納得‥‥禅寺「作務」の効能
なんでも「快を感じられるように」改良していく(p148)
「無心でやる」「心を尽くす」(p153)
人間関係をまあるく治める「四つの心がけ」(p172)
‥慈(相手の幸せを願う心)
‥悲(相手の悲しみをそのまま理解する、共感する)
‥喜(相手の喜びをそのまま理解する、共感する)
‥捨(手放す、捨て置く、反応しない