興味シンシン

興味津津または深深なnekoatama’s blog

引き続き芋蔓読書

必要な本を一冊買ったのだが、
良さそうなので、
他のものも古書で買い足していこうと思ったら、

一冊より全4巻で買った方が安いのだった。(-_-;)

なので、・・だぶってしまうが・・・・
その本とは・・福武書店1984年刊

図説 世界の考古学 3 先史時代のヨーロッパ

図説 世界の考古学 2 古代オリエントの世界

図説 世界の考古学 4 古代地中海世界

図説 世界の考古学 1 考古学とは何か

 

ちなみに
ウクライナの南西部の

新石器文化の展開と発達に貢献した初期農耕民が出てくる。

ヨーロッパ・ロシアにおいてこそ新石器時代を形成する社会・文化上の特質が最初に獲得された、この地域こそ最初にして重要な新石器文化地帯である。

 

図説 世界の考古学 3 先史時代のヨーロッパ )(p28)

・・ということ。

 

新学期の机上整理というか、本棚整理というか

「10年前に買った」とAmazonで出てくる本を集める感じであるが、

関心分野のまとめで、本棚入れ替えが必要・・

このところ、面白いな~と思ったのは、

エプロンというやつが、実用性を考えて作られたものでないということ。

パリ人類博物館で見た先史時代のヴィーナスがつけていた後ろエプロンが、
東ヨーロッパの民族衣装につながっていること・・。

古代の造形伝統を色濃く受け継ぐ東ヨーロッパに対して、
西ヨーロッパの民族衣装は、流行と交易に基づく教会と都市の伝統の中から生まれたこと、
「ベルギーとイングランドを除いて、民族衣装はどの国にも出現したが、裁ち方やスタイルは西と東とではっきりと異なる。」ということはよいとして、

イングランドの民族衣装は19世紀のロマン主義の愛国者によって新たに作られた伝統で、そう古いものでないというのにびっくり。

(出典 『世界の民族衣装文化図鑑』 (パトリシア・リーフ・アナワルト著 柊風舎 2017)

「19世紀のウェールズの農民が着ていた山高帽とすっぽりとした外套が、魔法使いの一般的なイメージにそっくりなのは、1630年代の魔女裁判の時代に多く見られた衣装だったためである。それが意図的に国民的衣装に取り入れられていった。」(p120)

とにかく!

上記の本の芋蔓式でよみはじめたのは

同じ出版社の
世界お守り・魔よけ文化図鑑 民族に受け継がれる神秘のパワー 』で、

こういうものは胡散臭い目で見るのが普通かもしれないが、著者のシーラ・ペインは織物の権威

ペストが出現したのは6世紀

最悪の流行が1329年にスイスのバーゼル郡まで到達すると、敬虔なスイス市民はスケープゴートとしてユダヤ人を虐殺したがおさまらず、魔よけが唯一の防御策となった

・・

とにかく、ウクライナの歴史文化を見ているのであった・・