Jean-Leon Gerome
(仏: Jean-Léon Gérôme, 1824 - 1904 はフランスの画家・彫刻家。歴史や東方(オリエント地域)の描写を得意とした。
ジェロームに師事した芸術家としては以下のような画家がいる。
スフィンクスの前のナポレオン(1867‐68)
1798年から1801年まで、フランス軍がエジプト・シリアへ遠征した戦役
ナポレオンはエジプトへの遠征にあたって167名の科学者や建築技術者からなる学術調査団を同行させた。数学者のガスパール・モンジュが調査団の指導的役割を果たした。他にも数学者のジョゼフ・フーリエや、化学者のクロード・ベルトレなどが含まれていた。彼らはエジプトの地勢や物産の調査のほか、古代遺跡の調査にあたった。
調査団の最も有名な業績はロゼッタ・ストーンの発見である。また、ドゼーに同行して上エジプトに赴いた一団はルクソールのカルナック神殿や王家の谷を世界で初めて学術的に記録した。これらの業績は後に1809年から1828年にかけて刊行された『エジプト誌』 Description de l'Egypte にまとめられ、エジプト学の成立に大きく寄与した。
エドワード・サイードは、ナポレオンのエジプト遠征と『エジプト誌』の誕生が、ヨーロッパのオリエンタリズム形成のきっかけのひとつだとしている。
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