興味シンシン

興味津津または深深なnekoatama’s blog

『魔術的芸術』摘み読み

予約していた図書の アンドレ・ブルトンの『魔術的芸術』を読み始めた。
(巖谷 國士監修 もう一冊、監修者著のコロナブックスの 『<遊ぶ>シュルレアリスム』も)

ボードレールの言葉の引用が多いな・・と思いつつ、と摘み読みしているわけだが・・

同時代人であったという確証が今なお驚きを呼び起こしている二人の画家、ヒエロニムス・ボスとレオナルド・ダ・ヴィンチ(p65)

ん?

ヒエロニムス・ボス:(1450年ごろ~1516)
レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)

本当だ・・・

出版社の惹句は

古代エジプト絵画からデ・キリコまで、古今の様々な芸術の領域を踏査し「魔術的」の一語であらたな視野を開いた、シュルレアリスム思想・美学の集大成。

 20世紀最大の「幻の書物」! シュルレアリスムを創始したアンドレ・ブルトンによる野心的な「もうひとつの美術史」。人類の美術史全体を書き換え、再構築した壮大な試み

生と死という二つの魔力(p150)

遠回りの魔術 中世(p155)

オータン大聖堂のテュンパヌム 1130年頃

このあたりもっと見なければいけないが・・まずは摘まみ読み・・

 

再び見いだされた魔術

シュルレアリズム

思想史の流れの中でも、シュルレアリスムこそは、芸術的表現手段を逸話(情緒的なものであれ知性的なものであれ、また「抽象的な」ものであれ)以外のものに役立てることを決然と求めた、おそらく最初の知的運動である。(p241)

その切望するところは、要するに人間精神の全面的な建てなおしという言葉でじゅうぶんいいいつくせるもの

 

じゃまた・・