ウォーキングを復活して、道端の、椿と山茶花の花をみて、
いや、「ツバキとサザンカ」をみて
その植物としての違いを先日(@日用ブログで)見たのだが
こちら(勉強ブログとしている)では、漢字表記と植物名ということで 見たい。
漢字の「椿」・・
つばきは国訓で、ツバキとは無関係のセンダン科の植物チャンチン(香椿)を指すとのこと、辞書では植物としてこの二つを併記していた。
チャンチンという植物は驚くほどの高木のようだ‥
チャンチン/ちゃんちん/香椿
Chinese cedar
チャンチンの基本データ
【分類】センダン科/チャンチン属
落葉広葉/低木
【学名】Toona sinensis
【別名】クモヤブリ/ライデンボク(雷電木)
スグロク/ヒャンチン
トウヘンボク(唐変木)
【高さ】15m~30m
【用途】公園/街路樹
なお、上のuekipedia(笑)でなく,
wikipediaの方では、高さは10mほどとある。
また、Weblio英和辞書によれば、
cedarの意味は、ヒマラヤスギ、スギ、ビャクシン、ヒバ、ヒマラヤスギ材
一言であてると、スギにあたるので、英名を翻訳すれば、中国杉でしょうか。
表記
中国では「椿」のみでチャンチンを表しており、逆に中国語で「ツバキ」は「山茶花」「日本椿花」などと表記されている。(wikipedia)
このことは、植物名を漢字で書くのが怪しくなることの例証としてふさわしい。(イメージ喚起力のある漢字であるが、学問的には植物名の表記として使えない)
漢字検定の頻出四字熟語「椿萱並茂」・・
漢字教育士のボランティア擬きも、コロナで1年お休みしているが、
漢検頻出四字熟語に、「椿萱並茂」というのがある。(両親がどちらも健康で暮らしていること。「椿」は古代の霊木。長寿の木で、父親のたとえ。 「萱」は勿忘草のことで、主婦の部屋の前に植えたことから、母親のたとえ。「並茂」は並んで生い茂ること。//四字熟語辞典ONLINE)
「椿」は古代の霊木。長寿の木で、父親のたとえ。
類義語 [椿庭萱堂]
父の異名は「椿庭」(父の居るところを敬していう言葉)
この漢字を使うことで、中国での父、日本の父のイメージはどんどんずれていく・・・
さらに チャンチンの他に、チャンチンモドキLapsi fruit treeという植物もある,とお聞きしました。(庭木図鑑 植木ペディア参照)
実を食べてみたとのことです・・・ふ~~~ん・・