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複製・創作に関係する言葉

複製・創作に関係する言葉

Wikipedia

オートポイエーシス (autopoiesis)

ギリシャ語で自己製作 (ギリシャ語で auto, αυτό は自己、poiēsis, ποίησις は製作・生産・創作) を意味する造語であり、日本語ではしばしば自己創出、自己産出とも書かれる。
by (Wikipedia

 

オートポイエーシス・システム

1970年代初頭、チリの生物学者ウンベルト・マトゥラーナとフランシスコ・バレーラ (Francisco Javier Varela Garcia, 1946 — 2001) により、「生命の有機構成 (organization) とは何か」という本質的問いを見定めるものとして提唱された生命システムの本質に迫ろうとする概念

デジタル技術は、外的な複製・コピーの概念(アロポイエーシス・システム)内的な自己再生産の概念(オートポイエ―シス・システム)へとパラダイム変換させている。・・ここでいう、オートポイエ―シス・システムとはヴァレラ(Varela )によって提唱されている概念であり、位相空間を理解・解釈する閉システムをいう。 (『知的創造サイクルの法システム』p25 児玉晴男)

オートポイエーシス的システムは、アロポイエーシス (allopoiesis, 異種の産出の意) 的システムと対比できる。オートポイエーシス的システムは入力と出力を持たない。

http://www.systemicsarchive.com/ja/a/autopoiesis.html

ポイエーシスは、「制作」を意味する語で、テクネーに近い語である。テクネーは、現代語としては、テクニックやテクノロジーの語になって、もともとの語に近い意味が残っている。それに合わせてポイエーシスに対応する現代語を探すと、ポエム(詩)が見つかる。ポイエーシスは、本来そうした創造的、想像的な「物を作る」ことを意味する。
by河本英夫〈わたし〉の哲学 オートポイエーシス入門 (角川選書) 、2014
http://homepage3.nifty.com/tanemura/re3_index/1A/o_autopoiesis.html

テクネー

ギリシア語のテクネーは近代語のtechnique(英語)、Technik(ドイツ語)の語源にあたる語であるが、本来的、逐語的にはart(英語)、Kunst(ドイツ語)に相当する語である。すなわち、テクネーは、その語根teks-が「製作・建築」を表していることからもわかるように、芸術をも含んで広く技術一般を意味するのである。by日本大百科全書(ニッポニカ)

http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/040430Su01.html

複製・模倣に関する言葉

デュプリケーション

duplication =複製

複製自体は原則として著作権侵害にあたる
デジタル的な複製に著作権の制限規定の適用が疑問となるのは、 情報ネットワークとウエブ環境における複製が営利の目的の有無や私的であるかどうかをた大に峻別できない点にある。。(『知的創造サイクルの法システム』p13 児玉晴男)

コピー

copyの伝統的な概念としては、オリジナルなものに対して鋳型を取り、その鋳型を使って模倣したものを増やしていくこと・・模倣したものはオリジナルなものと比べて、品質的に劣るということが潜在的に含まれる(『知的創造サイクルの法システム』p64児玉晴男)
品質の差異と劣化を含まないコピー→(デジタル環境のコピー問題)
自然の模倣を目論むものは芸術と名づけられ、模倣に基づく知識(模倣度)は、 「絵画」「彫刻」「詞」「音楽」の順にあげられる(ディドロ『百科全書 序論および代表項目』)

ミメーシス

mimesis

kotobank

模倣,再現の意。ギリシア哲学,特にプラトンやアリストテレス哲学の重要な概念。形而上学的にはパラデイグマ paradeigmaとしてのもろもろのイデアとこの世界の事象,事物の関係を説明する語。byブリタニカ国際大百科事典

1 芸術理論上の基本的概念の一。芸術における模倣。自然はイデア(事実の本質)の模倣である、とするプラトンの論や、模倣は人間の本来の性情から生ずるものであり、諸芸術は模倣の様式である、とするアリストテレスの説が源にある。byデジタル大辞泉

西洋における哲学・美学上の概念。〈模倣〉と訳される。この概念は,自然界の個物はイデアの模像mimēma,mimēseisであるとするプラトン哲学の考え(《ティマイオス》)に由来するが,さらにさかのぼれば,数と個物の関係についてのピタゴラス学派の思想にその原型がある。アリストテレスはプラトンからこの概念をひきついだが,芸術は模倣の模倣であり現実世界よりもさらに真理から遠ざかるものであるとするプラトンの考えをしりぞけて,模倣こそ人間の本然の性情から生じるものであり,諸芸術は模倣の様式であるとした(《詩学》)。by世界大百科事典 第2版

この語の問題性は、まねる主体とその対象の多様性、対象の存在論的位相、そしてポイエーシス(創(つく)ること)の本質とのかかわりにある。人間的活動のいっさいは無論ポイエーシスも含めて根本的にミメーシスである。ミメーシスの理念はプラトンによって形而上学的に吟味され、アリストテレスによって現実的意味を獲得して後世にさまざまの影響を与えていった(たとえば18世紀フランス美学における「美しい自然の模倣」)。
日本大百科全書(ニッポニカ)

▽藤田一美著『ミメーシスとポイエーシス』(『新岩波講座 哲学13 超越と創造』所収・1986・岩波書店)
→アロポイエーシス、オートポイエ―シス

能力・才能に関係する言葉

セレンディピティ

セレンディピティ(serendipity)とは、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見する「能力」を指す。平たく言えば、ふとした偶然をきっかけにひらめきを得、幸運をつかみ取る能力のことである。
by ホレス・ウォルポール(Horace Walpole, 4th Earl of Orford,1717-1797)(Wikipedia

Serendipity: the natural ability to make interesting or valuable discoveries by accident
— Longman Dictionary of contemporary English

セレンディピティ:捜してないものを見つけ出す方法 
ノーバート・ウィーナー(Norbert Wiener, 1894 -1964『発明―アイディアをいかに育てるか

 


幸運を掴まえる能力セレンディピティを鍛えるには - NAVER まとめ

 

me鍛えられる能力!!??