(『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』池谷裕二 クレヨンハウス2017年8月刊(p102)
適当という人間の賢さ「子どもは何でもすぐに覚えられてうらやましい」という方がおられますが、これは間違った考えです。残念ながらの脳が未熟なために、正確な記憶しかできないだけなのです。
人の脳は猿とは違い、成長とともに「曖昧な記憶」をする部分が発達していきます。ひらがななどの文字の認識も緩やかな記憶の賜物です。記憶が正確だと、お手本の「あ」と手書きの「あ」を、同じ「あ」として読むことができません。特定の1種類の「あ」しか読むななかったら、困ります。そういった点からも人の適当な記憶力は私たちの認知の核となっていることがわかります
へぇ~~~
私の考える「才能のある人」とは、反射力を上手に使える人のことです。「反射力」とはその場に応じて、瞬発力と即興性を持った合理的な判断ができること。何かに躓いたら、適切なアイディアを出して打開するとか、もめた時にどう発言すれば穏やかに解決できるかなどを、素早く思いつく反射です。(p194)
なるほどねlその力ってすごくほしいです!!!
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