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興味津津または深深なnekoatama’s blog

返却前図書整理シゴトなのだ

今日は図書を返却する日で、ざざざっと、見返すと、

 

できない脳ほど自信過剰」池谷裕二著

p225

古代ギリシャ時代には、ローズマリーを髪にスプレーすると記憶力が高まると信じられていました。「手軽に」という願望は古来変わらないようです

ふむ・・

 

あとの返却予定の図書(計6冊)ですけれど、

『Solisteソリスト 大人女子のヨーロッパひとり歩き」とかの軽い本であるが、
やっぱり軽い本は軽い本であったが、旅に適齢期はないという気概ははよいよね

 子供向けの一冊はすべての頁を写真に撮り、

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この楠 (ものと人間の文化史) 一冊のみは
きちんと目次読書(生命の木 日本)

第八章 樹木の信仰と自然保護 

世界各地に分布している樹木信仰として「宇宙軸」の思想がある
(『宇宙軸・神話・歴史記述』(イワーノフとトポローフ著)(矢印続く)
「宇宙軸」「世界樹」「生命の木」
樹木により様々な世界観を表現することができる
その世界観が信仰となり、表現方法の一つである樹木自体が信仰の対象となっていく(p287)

「聖樹」・・ 巨樹や美樹、老樹
宗教や民族、地域などの違いにより特定種の樹木が崇拝対象となる例が多い
・イスラム教:オリーブの木
・仏教:菩提樹
・ゴール人:オーク
・インド人:バニヤンと呼ばれるイチジク
・シベリア原住民:カラマツ
・北欧:トネリコ

問 「日本の聖樹はなんですか?」
答 「榊、杉、檜、楠、梅、松・・」=特定種の樹木に限定されていない
すべての樹木を同等に崇拝する(アニミズムに近い神道の影響)

日本における聖樹 神木(p291)
古来神社における樹木は神籬(ひもろぎ)の役割を持っており、高天原より神々が降りる依代であった。
現在の神社祭祀では榊(サカキ)の枝が神籬として用いられることが多いが、古くは境内などにある樹木そのものが神籬として用いられた。

 

 

※ちなみにこの本に出ていた参考文献のこちらは購入したので、

さらに芋づる式読書は続く~~

宇宙樹・神話・歴史記述―モスクワータルトゥ・グループ文化記号論集 (1983年) (岩波現代選書〈78〉)

宇宙樹・神話・歴史記述―モスクワータルトゥ・グループ文化記号論集 (1983年) (岩波現代選書〈78〉)