翠は羽を以て自ら残う
表外訓なのだが、
「残」の
「残う」がわからず辞書を引いた
「そこなう」であった
表外訓というのは 漢字の意味を和訳したものといえる
残の
訓は のこる のこすだが
意味は三つ
- のこる のこり
- そこなう きずづける
- むごい したげる 残酷 残虐
そこなうの変換で出てくる字は二つ
害う:心身をそこなう
損う、損なう: 器物をそこなう
翠(かわせみ)は
羽(美しい緑色の羽根)のために
自ら残い(捕えられたり殺される)
亀は
智(占いに用いられてただしい判断を示すこと)を以て
自ら害う(占いで甲を焼かれる)
(出典:『新論』韜光(とうこう))
自分の長所や才能が、かえって自らを破滅させるもとになる喩え
残害=痛めつけること、きずつけ殺すこと