中国ドラマを見ていると、頻出するフレーズがあるという事は書いたが、
久しぶりに、『中国古典名言事典』(諸橋轍次著講談社)を紐解いてみた・・
しかし、ないのである・・あの言葉・・
「君を千里送るともついには・・・・」
件名索引で見てみたが、
人生に関する詩文(p777)あたり
1 慕情、閨怨
2 旅情、離別、望郷
3 感遇、懐古、興亡
4 閑適、酒
5 戦争・出征
これはもはや、詩語ではなくて、
遠くまで見送ってくれる必要はないよ、という一般的挨拶にすぎないのであったのか??
そうは思えなかったが。
頻出するという事は、挨拶句になっていたということであったのか。
ちなみに
2の離別のところには30載っていた
むろん以下の二つはあった・・
花発(はなひら)けば風雨多く、人生別離足る(干武陵)
人生相見ざるは、動(やや)もすれば参と商のごとし(杜甫)
(参はオリオン座、商はサソリ座。オリオンは冬の星座であり、サソリは夏の星座。)
やっぱりぐっとくるのは杜甫ですね~名詩!
「衛八処士に贈る」 杜甫
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
衛八 「衛」は姓。「八」は排行(兄弟の順番)
ちなみに、八番目の皇子とか、名前に番号、順番というの、
ドラマを見ていると、それも、ふむふむよく見るな~であった。
ちなみに、兄弟姉妹の長幼の順序といっても、
一番目が必ず皇太子になるわけではなかった。
また、排行榜=ランキングというと、
下のドラマは傑作として有名であるが、格付け表一位の才子の復讐譚であった。
rouyabo.comhttps://doramakansou.com/archives/678
※以下秀逸な感想文発見!!ヒロイズム!
これぞ、物語の精髄!
ちなみに、最近はYouTubeプレミアムで、
中国のWeTVを見ている。
玉石混交で評価が定まらないものを見るのは時間の無駄であろうが、
一般的な動画配信サイトで、まだ有料のものを、見られる点は良い・・
そして
「娘」という漢字の意味が
母親のことであるというのに驚いたりする(笑)