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「世界の植物」29 スイス![]()
スイスといえばアルプス。そのアルプスの高山帯には実にさまざまな植物が息づいてい
ます。というのも,谷間のいちばん低いところから,植物が生育できない雪線まで,なんと2200メートルも高度差があり,しかも石灰岩や白雲岩など,岩のタイプが異なっている
からです。
マツ属やカシ属の混交林,ヨーロッパカラマツ林,ドイツトウヒ林,ヨーロッパハイマツ,モンタナマツ,それにシャクナゲ類の小低木林と続き,その上部にはヒースなどの高山草原がひろがっています。
このなかでも,とくに高貴な姿をみせるのはヨーロッパハイマツで、ヨーロッパカラマツとともに森林限界付近に繁茂しています。
そしてスシャール渓谷では、原始のままの姿の純林がみられます。この林の美しさは1905年,シュローター教授とコーツ氏によって紹介されて以来,一躍有名になり,現在でも自然の風雪に耐えて生きるその姿は,見る者の心を強くひきつけるのです。
さらに,6月中旬にその最高期を迎える花花についても触れておきましょう。それらは
筆舌につくしがたい色彩の調和をなして山肌を飾ります。さまざまな色合いのスミレに輝くような青さのリンドウ属,燃えたつような赤のムシトリナデシコ,純白の高山性のキンポウゲ,そして黄金のフウロソウ属やヤナギタンポポ、その美しきのために有名なエーデルワイスのきらめきなど,誇張なく、この世のものとは思われない美しきなのです。
スイス大使館("Swiss National Park" より)
©朝日新聞社1976
スイス連邦、通称スイス。漢字による当て字では瑞西
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