短歌である・・・
存分に老人の顔になったなと語りかけたき鏡中の人
清水房雄『老耄章句』(平成11年)
これだけの事だったのか何もかも顧みる顧みるよはひ到るなり
第一歌集『一去集』は、私小説のような異色の歌集で、自伝的な内容を含み、亡妻の年譜が付いている。
蛇足ですが、上のブログもWordPressテーマがCocoonですね・・
日常生活の断片をとらえて物事の深みを搗く手腕の冴えで定評があった.
アララギ派歌人の長老、漢文学を専攻し永く教壇に立った
(by大岡信折々のうた 新6-p3)
あとがきは2001年の10月で
その月の記憶に残る人事は
日本画家秋野不矩さんの93歳の逝去と
イチロー選手のアメリカ大リーグ一年目での燦然とした記録であったと。