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塩野七生さんの男優論

『ローマで語る』

 

ローマで語る

ローマで語る

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10 モテる男には二つのタイプがある

スラングを知らなければほんとうの文化はわからない

(p106)

まっとうな人間ならば口に出してはいけないとぃうことになっている俗語について
イタリア語ならば代表的な二つのスラング
「ストロンツォ」(stronzo) 伊日辞典では「ちきしょう」と訳す
「フィーリオ・ディ・プッターナ」(figtio di puttana)「娼婦の息子」(直訳)「ちきしょう」
下は笑いながら言う
マルチェロ・マストロヤンニが典型・・カトリーヌ・ドヌーブと結婚もしないのに娘まで作り、死ねば葬式まで出して出してもらった
つまり、男の責任は一切果たしていないのに恨まれない
最重要条件は、女には絶対に恨まれない、ということ

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ストロンツォの典型は007のショーン・コネリー

目的のためには手段をえらばず
「芸」なんて不必要だと思っている(母 塩野)

ジョージ・クルーニーはアングロ・サクソンでいながら、フィーリオ・ディ・プッターナ
彼はショーン・コネリーのような抗しがたい魅力を、自分はもっていないことを知っている。
また、ブラッド・ピットのように、ギリシア彫刻のような絶対的な美男でもないこともわかっている。
女たちにとって安心できる男の条件(品位と穏やかな魅力)をもつ。知に富んでいてユーモアもある
(息子アントニオ)

究極のフィーリオ・ディ・プッターナ、ダニー・デ・ビート

インテリジェンス豊かな頭の良さ、常に陽気で上機嫌

男の「芸:」は、若さも美も衰え始め後期から姿を現してくるのかも。
日本の辞書のように「ちきよう」の一言で片づける若にはいかない。
何しろ問題は、男の生き方そのものといってもよい

(息子アントニオ)

おまけ

次章 11 スパルタ式はなぜ人々を引き付けるか

古代ギリシア兵士はパンツをはいていなかった
『300スリーハンドレット』(2006)

アメリカ映画で歴史を学ぼうとしてはいけない

レオニダスに率いられたスパルタの三百人の兵士たち
戦争の世界の戦術面をみる
はっきりした目的を持ちそれに向かって一路突き進む、確固とした意志を持つ男たち
集団対集団の決闘
死を恐れなかった男たちを観に行く(息子アントニオ)

 

同じ玉砕でも、硫黄島とテルモピュレ―の闘いは違う

 

闘って死ぬこと自体を「快」と考える(息子アントニオ)

 

300<スリー ハンドレッド> (字幕版)

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