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『山海経』のカイチ

昨日ようやく、中国の古代神話研究の第一人者である袁珂の

『中国の神話伝説』序論篇の第四章、
『山海経』の解釈部分をやっつけました・・
研究としては、精緻に詳しく見なけらばならない部分で、
古代中国の歴史区分と漢籍についての復習もしなければ進まない感じで・・
難行でした・・

それから、ようやく峠を越えてスイスイモード?の第五章・・

もうちょっとで(図のある開闢かいびゃく篇に至れそうな感じが・・
(序論篇にはまったく図がないということ・・
 いや一枚だけありました・・文字ばっかりの明時代の『山海経』の本文(;^_^A)です)
昨日の話のカイチもそのうち出てくるでしょう‥
索引を見ると尭舜篇の第三章に居るらしい・・・

ちなみに序論篇で、

『山海経』は、図からテキストに至った部分と、テキストから図に至った部分があり、
もとは別の2冊の書物であっただろうと。

 「五蔵山経」と「海外経」がもともと一書をなしていたこと、
「海内経」が前漢代初期に楚の旧地において書かれた別の書物であったこと、 劉秀が両者を合して一書となした。

ここで、「カイチ」のためにワープすると
(上巻のp264)

国君の尭の賢臣に、法官がいて、名は皋陶こうよう
奇妙な姿をしていて、
「緑色がかかった青い顔はまるで瓜の皮のようで、頬が馬のように長かった。」
「法官になったのは頭脳明敏で実行力に富み、公平無私であったからで、いかなる難事件であろうと、ただちにはっきりさせることができ、けっして曖昧にしなかった。」

「もともと、一角の神羊を飼っていたが、その神羊は「解鷹」といい、皋陶のために犬馬の労を惜しまなかった。」
「青くて長い毛におおわれ、からだが大きく、いささか熊に似ていて、夏は水沢の傍らに、冬は松柏の森に棲み、節を尽くし、正直であった。」

「争っている人に出会うと道理のないほうに角を触れるのが常であった。」

「馬面の皋陶は、このような神羊を飼っていたので、事件を審問するときは、争っている双方の人を呼び、神羊に下りていって角を触れるように命じさえすれば、どちらが正しいのか、どちらに理があるのか、たちどころに明らかになるので、ほんとうに簡単で、手間がはぶけた。」
皋陶は歴史人物になって、怪しい感じはしないけど

古代中国の伝説上の人物。皋繇・咎陶・咎繇とも。

中国に司法の祖と崇められ、法令条文を最初に定めた人物で、偉大な功績を有する。同時に中国の聖賢の一人であり、獄神とされる存在である。

 

zh.wikipedia.org

古代中国の裁判官が被っていた帽子は「獬豸冠(xiezhi crown)」と呼ばれていた。

満洲国では、 法冠は当初、敦煌莫高窟に描かれた「獬豸冠」(獬豸は正義や公正を象徴する祥獣)を元にしようという意見があったが、不評であった。そこで発想を転換し、日本の鎌倉時代の青砥藤綱に倣い、折烏帽子型の法冠となった。

獬豸(中国古代神話に登場する存在)_百度百科

和漢三才圖會卷第三十八 獸類 獬豸(かいち) (仮想聖獣): Blog鬼火~日々の迷走

和漢三才図絵のカイチ

この図をよく見ます。『山海経』にいうイメージの 羊でも 熊でもなくて、
まさしく、ライオンのいない国の獅子の一種ですね。
羊の漢字については、20年前に見ていたが、羊:羊の漢字

(続く)

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