大岡信の『折々のうた』の秋のうたをチェックしていたのだが、
私のもっている奴では最後となる「第十 折々のうた」に、
日記に関するものが二つほどあって、目についた・・
「かくて夏果つ」と立腹帳に書きて寝る
井本農一 〔微茫〕(平成3年)
俳諧・俳句研究の大家(1913‐1998)井本農一 - Wikipedia
立腹帳なんですか(^-^;
四十年つづけてきたるわれの日記簡単に愉しきことのみを書く
長谷川銀作〔低い窓〕(昭和34年)
牧水の義弟(1894-1970)長谷川銀作とは - コトバンク
立腹したことでなく、楽しいことのみを書くとね・・
「賢者の処世」と大岡さん。
ちなみに、チェックしたのは、
『折々のうた』全10冊 (岩波新書、1980年-1992年)で、
『新折々のうた』全9冊 (岩波新書、1994年-2007年)は持っていなかった。
折々のお歌の方も、索引があったはずだが、見当たらない・・
どこに紛れ込んだか・・
蔵書整理、というか、また、大まかにどの分野はどの書棚にあるか整理し直さないといかん遺憾という感じ。
これは詩の分野で・・
事典フェチはこういうのも欲しくなるが、今はちょっと無理。
中古はお安いが、索引はセットでないと単品では買えなかったのだろうか?
以下マイページ
更におまけの一句
或る人より寂しき事をけふ云はれ夜寝入るまで心敗れつ
鈴木金二〔明暗〕(昭和16)斎藤茂吉門下、画家の鈴木信太郎の弟