Pierre Auguste Renoir
Portrait of Madeleine Adam(1887)
この絵は魅力的だ・・
改めてみると、ルノワールには上半身のポートレイトが多い・・
ピエール=オーギュスト・ルノワール
(Pierre-Auguste Renoir、1841 - 1919)、フランスの印象派の画家
服がルノワール独特で、一部を見ただけでわかる・・という感じ・・
下も同じ年(1887)に書かれたようだ・・
Julie Manet, dit aussi l'Enfant au chat(1887)
《帽子の女》
作品解説
1880年代の「アングル時代」、または「酸っぱい様式の時代」から抜け出して、いわゆる「真珠色の時代」に入った頃の作品である。印象主義からいったん古典的傾向に戻ったのち、1890年代にルノワールは再び新たな方向をとり、以後、裸婦や肖像を主題に、多彩な色感、柔らかな質感をたたえた作風を発展させて行く。この《帽子の女》もそのような作例の一つで、さまざまな色彩が白と混じり合って繊細な輝きを放つ様は、まさに「真珠色の時代」という呼び名にふさわしい。同じモデルを同じ服装で、斜め後ろから捉えた作品がアメリカのメロン・コレクションにある。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 83)