心悲し
うらがなし
万葉集 巻19・4292 大伴家持
「うらうらに照れる春日に ひばり上がり 心悲しも ひとりし思へば」
ここは
「こころかなしも」で、「うらがなし」とは訓じないと思うが・・
若山牧水の歌でも
「石越ゆる水のまろみをながめつつこころかなしも秋の渓間に」
心悲しをうらがなしと読む詩句はあるのだろうか?
春は今日まで??
さて、今日は4月30日・・・
日本の四季 日本では一年を4つの期間に区切り、3月から5月を春、6月から8月を夏、9月から11月を秋、12月から2月を冬と呼んでいる。
5月のことも春に入れるようだが・・
もっと詳しい区分では・・
春の区分
(上記サイトより引用)
(1) 旧暦の節月・二十四節気による区分 【春】節月1月〜3月 = 立春(2/4頃)〜立夏前日(5/5頃)
(2) 旧暦の暦月による区分 (新暦では毎年日付が変わる) 【春】旧暦1月〜3月 (2009年は1/26〜4/24)
(3) 気象庁による区分 時に関する用語 - 気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/toki.html 【春】3月〜5月 (3/1〜5/31)
(4) 天文学における区分 【春】春分(3/21頃)〜夏至(6/21頃)
(5) 年度による区分 【春】4月〜6月 (4/1〜6/30)
(1)を採用し、連休までということにしておきます(⁉)
[春]の花散歩風景
こちらの菖蒲園(アイリスガーデン)はまだこれからでした。(4月27日)
(黄色の花が少しだけ見えている)
下は某クレマチス園の細身のアイリス
4月20日撮影 ↑ 「パープルアイリス」
ダッチアイリス
・オランダで品種改良された
・花茎の頂点のみに花を咲かせる
・ジャーマンアイリスより葉が細い
・ジャーマンアイリスより花が小さく形が洗練されている
・球根によって増やす
一週間後 4月27日 ↓
これ気に入りました。ぜひ交差点花壇に植えたい・・
某公園の菖蒲園の東屋の四隅にある 鳥の写真
ヤマガラとモズ
モズは「大阪府の鳥」なのだそう(ボケ写真だったのでwikipediaより追加)
前回の花散歩の花は
あのフゲンゾウの八重桜もすべて地に落ちて・・
あと、こちら、 藤のベンチ(花房短いが)
藤というと、私が、今まで見た中で一番花房が長い藤というと、
京都のだったか、地擦りの藤→春日大社の銘木「砂ずりの藤」
私が今まで見た中で一番藤棚がいっぱいあるところというと→亀戸天神の藤
4月25日から5月5日まで。境内の藤が一斉に開花し、神社中が一面藤色に染まる。太鼓橋の上から見渡すことで、一面の藤棚を上から見下ろすことができることも特徴。江戸時代から亀戸の藤と呼ばれた藤の名所(wikipedia)
家持の心悲しの詩の続き
「うらうらに照れる春日に ひばり上がり 心悲しも ひとりし思へば」
ひばり(雲雀)というと春を告げる鳥
英名はスカイラークSkylark
永き日を囀り足らぬひばりかな
「うら」と読む字
以下は「うら」と読む字 3つ追記
うら
①うら。衣のうら。物のうらがわ。
②うち。なか。内部。
③…のうちに。<現代では「…のうちに」の意で使われることが多い。「極秘裡」「秘密裡」
この字は下の常用漢字と同じ字素、衣と、里とから成っている。
円満字二郎さんに(漢字ときあかし辞典)によれば「ちょっと異なる双子」という。
形声。衣と、音符里(リ)とから成る。
衣の「うら」、ひいて「うち」の意を表す。
裏腹(うらはら):あべこべ。反対。「努力とは―に成績が下がった」
最後にもう一回~~【(笑)】
「うらうらに 照れる春日に ひばり上がり
心悲しも ひとりし思へば」
おまけ:漢字の本 です