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黙示録の羊

ヨハネの黙示録の七眼七角の羊というやつだが、目のつき方はいろいろだった・・

普通の2つの他に額に5つあったり、3つずつ2列で、もう一つ上にあったり・・

眼の話はあっても、角の話はないようだ。

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me「七眼七角の羊」の画像は、小河 陽訳『ヨハネの黙示録』(岩波書店 1996)には、5つ程載っていた。
以下で見てみたい。出典検索で「ネーデルラントの黙示録」、「ネーデルラントの黙示録写本」をみても、ほぼデュ-ラーばかりという感じだが。
※『トリーアの黙示録』、『ベアトゥスの黙示録註解』(モーガン本)、『バンベルクの黙示録』、『ランベスの黙示録』、『ドゥースの黙示録』がデューラー以前の黙示録図像という。

 


小河 陽訳『ヨハネの黙示録』p29
「子羊礼拝」
アナグニ聖堂壁画(中央内陣左側)13世紀中頃
イタリア、ラツィオ南部https://www.cattedraledianagni.it/

7本の角と7つの目のつき方が特徴的である。子羊というよりも胴体は馬のようである。

※Museo e Cripta della Cattedrale di Anagnに行きたいと思ったが・・

13世紀の色鮮やかなフレスコ画は、ベネディクト修道士が描いたもの