美術史家を60人ほどを見ていたのだが、
ちょうど「ニュー・アート・ヒストリー」関連的な
「日曜美術館」の「パリジェンヌ」のテレビ録画を見て、面白かった
19世紀中ごろのパリの大改造の話に始まり、それがマネに与えた影響の話・・もあったのだが、
メインはマネの絵のモデルのムーラン(の目力)についてだった
「草原の昼食」のこの、服を脱ぎ捨てている女性である
あるいは「オランピア」の・・
こういうのをみると
どうしたって、「晩年は貧困のうちに死んだ水商売の女」・・
みたいなイメージだったのだが・・・
1980年代のアメリカの美術史家の研究で
彼女はサロン展などで認められた画家であったということ
そして、2000年代に入っては作品も出てきた・・・という話だ
ヴィクトリーヌ・ムーラン - Wikipedia
なるほど~
これは先日おさらいした美術史の
男性中心の社会や文化が生み出した価値観が作品分析に大きく影響していることが批判された結果、女性やマイノリティ、非西欧世界、労働者階級といった観点からのアプローチが積極的に追求され、
「ニュー・アート・ヒストリー」とも呼ばれる
https://www.karakusamon.com/bijyutusika_usa.html
このあたりの礼となるのかなと興味深かった
(まさに興味津々)
おまけ