Plinyism(名詞) 「大プリニウス(西暦23~79)の『博物誌』に散見されるような、正確性、事実性が疑わしいと思える発言や説明、報告」(OEDより)
この見出し語を見ると悲しい気分になる
1702年にコットン・マザーという名の辛辣な作家が、大プリニウス嫌いで、この単語を作ってしまったことにある
マザーにちなんだ単語も作ってしまえばよいのではないかたとえば,mother(動詞)「自分よりはるかに名声のある作家を攻撃する」なんてどうだろう(アモン・シェイ「そして、僕はOEDを読んだ」)
ハハハ(笑)
追記
Zoilus(名詞)嫉妬深い批評家この単語は、ホメロスを心底貴覧他紀元前4世紀ごろのギリシア批評家の名前に由来する
この単語から言えることは、批評家の人たちは、肝に銘じておく必要がある。
自分の意見を口にする権利はもちろん誰にでもあるが、でも、時代にそっぽを向かれた瞬間、自分の名目は、、「意地悪い」や「あらさがしをする」といった概念絵お永遠に結び付けられてしまう可能性があるということを。(アモン・シェイ「そして、僕はOEDを読んだ」)
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