記憶のシステム
マジカルナンバー7とは一般的には7つ以下のまとまったものは覚えやすく、8つ以上になると覚えにくいという心理学用語です。
これはアメリカの心理学者ジョージ・ミラーが人の短期記憶の容量が7±2であることを発見し、認知心理学の先駆けとなった。
簡単に言うと人は一度だけ聞いたことを覚えておくにのは7個前後が限界だということです。
例えば、数字なら電話番語や郵便番号のように7桁前後が限界になります。
人物名なら7人前後なら一度に覚えられ、それ以上になると難しくなります。 日本でも昔から八百屋や八百万の神など数え切れないほど多いものの例えで8という数字がよく使われます。
ジョージ・ミラー(George Armitage Miller)
短期記憶では、概ね7±2のまとまり(chunk チャンクという)しか覚えられない
短期的な情報操作を重視する考え方=作動記憶(作業記憶 ワーキングメモリー)
最早期記憶…4歳という年齢がクリティカルな転換点
4歳以前の記憶が保持されていない理由(3つの説)
1 幼児性健忘(フロイトによる幼児期の記憶の抑圧説)
2 認知発達の未熟(自己を対象化してとらえる視点が不成立)
3 記憶のモダリティの違い(言語にシフトしない、非言語的な記憶である)