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興味津津または深深なnekoatama’s blog

「知的創造」

知的創造の因果性と共時性・・・・・ということなのだが 因果性(causality) ・・・原因と結果との関係 ,独立した二つ以上の事象の間に原因・結果の関係があること。 共時性(syncronicity) ・・・「意味のある偶然の一致」従来の因果性では、何の関係も持たない場合でも、随伴して現象・生起する場合、これを、シンクロニシティの作用と見なす。 再帰 ・・・あるものについて記述する際に、記述しているものそれ自身への参照が、その記述中にあらわれること 再帰的システム ・・・オートポイエ―シス メービウスの帯 クラインの壺ウロボロスの蛇 Wikipediaにこんな項目ができていました

知的創造サイクル(ちてきそうぞうサイクル)とは 特許制度において、発明が行われたならばその発明やそれに対する報酬はどのような順序をたどり、そして次の発明に繋がるかということ。

http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/nenji/nenpou2004_pdf/honbun/1.pdf(特許庁の取り組み)にあるのは 資本創造(新技術開発など) 技術など保護(権利化など) 知的財産活用(ライセンス契約など) 資本

研究開発(知的創造)→特許権の取得(権利設定)→特許使用料の回収(権利活用)→さらに新しい研究開発(知的創造)へと循環する状態を、「知的創造サイクル」という

上は 経済的権利によるサイクルで、狭義のものであるということ ヴァンダナ・シヴァは『生物多様性の保護か、生命の収奪か』(2005で グローバル化した特許体制がもたらす、倫理的・経済的・生態学的な問題をきっちり視野に入れる必要があることを説き、、WTO(世界貿易機構)を批判した。 山根裕子は『知的財産権グローバル化』(2008)で

一体化していく経済のなかで、グローバルな知的財産権保護制度が目指すべき「公益」とは何か。権利に固執するだけでなく、非効率な産業利益の推進に偏ることなく、知的財産権が、イノベーションを起こすためには、いかなる協力を打ち立てるべきか。

今日、情報共有化による制作こそが社会の発展に貢献するという哲学が浸透し、著作権の保護制度と「制度間競争」を繰り広げているが、国内産業の発展段階に見合った知的財産権製作を編み出してきた日本は、知的創造の評価方法、保護のあり方を新たに考えるための議論に参加すべきという。
知的財産権のグローバル化―医薬品アクセスとTRIPS協定知的財産権のグローバル化―医薬品アクセスとTRIPS協定
(2008/03/06)
山根 裕子

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