http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/nenji/nenpou2004_pdf/honbun/1.pdf(特許庁の取り組み)にあるのは 資本 →創造(新技術開発など) 技術など →保護(権利化など) 知的財産 →活用(ライセンス契約など) 資本知的創造サイクル(ちてきそうぞうサイクル)とは 特許制度において、発明が行われたならばその発明やそれに対する報酬はどのような順序をたどり、そして次の発明に繋がるかということ。
上は 経済的権利によるサイクルで、狭義のものであるということ ヴァンダナ・シヴァは『生物多様性の保護か、生命の収奪か』(2005で グローバル化した特許体制がもたらす、倫理的・経済的・生態学的な問題をきっちり視野に入れる必要があることを説き、、WTO(世界貿易機構)を批判した。 山根裕子は『知的財産権のグローバル化』(2008)で研究開発(知的創造)→特許権の取得(権利設定)→特許使用料の回収(権利活用)→さらに新しい研究開発(知的創造)へと循環する状態を、「知的創造サイクル」という
今日、情報共有化による制作こそが社会の発展に貢献するという哲学が浸透し、著作権の保護制度と「制度間競争」を繰り広げているが、国内産業の発展段階に見合った知的財産権製作を編み出してきた日本は、知的創造の評価方法、保護のあり方を新たに考えるための議論に参加すべきという。一体化していく経済のなかで、グローバルな知的財産権保護制度が目指すべき「公益」とは何か。権利に固執するだけでなく、非効率な産業利益の推進に偏ることなく、知的財産権が、イノベーションを起こすためには、いかなる協力を打ち立てるべきか。
知的財産権のグローバル化―医薬品アクセスとTRIPS協定 (2008/03/06) 山根 裕子 商品詳細を見る |